研究所紹介



  日本国憲法第13条は「すべて国民は、個人として尊重される」とし、生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利は、立法その他の国政の上で最大の尊重を必要とすると定めています。
 すなわち、国民は、誰もがかけがえのない命を持った具体的な個人として尊重されるのです。
 日本国憲法は、一人ひとりの個人を尊重することこそ一番大切な価値であるとし、そのうえで国民主権、基本的人権の尊重及び平和主義を高らかに謳っています。
 このような日本国憲法の理念を広く社会に伝えるため、2002年11月3日に法学館憲法研究所を設立しました。
当研究所は、非政府組織の研究機関として自由な研究活動を行うとともに、日本国民及び諸外国の方々に日本国憲法についての研究成果や、日本国憲法に関する様々な情報を発信していきます。
 かけがえのない存在である一人ひとりを大切にする「個人の尊重」という考えが広まれば、世界から紛争がなくなり、子どもたちが笑って暮らせる世の中になると考えています。
 そのような世の中になるという夢をかなえるべく、当研究所としての役割を果たしていきたいと思っています。

法学館憲法研究所 所長  伊藤 真

法学館憲法研究所の主な事業

1、憲法についての研究
2、憲法についての各種情報発信
3、定期刊行物の発行
4、その他憲法とその理念の普及事業

これまでの主な活動

2002年11月 設立。
2004年5月  Webサイト開設。
2004年5月  Webサイトに「今週の一言」の連載を開始。
2004年6月  Webサイトに「シネマde憲法」の連載を開始。
2004年6月  Webサイトに「イベント実況室」の連載を開始。
2004年7月  Webサイトに「憲法をめぐる動向」の連載を開始。
2004年9月  Webサイトに「憲法関連書籍・文献紹介」の連載を開始。
2005年5月  法学館憲法研究所双書・浦部法穂著『憲法の本』(共栄書房)を刊行。
2005年8月  法学館憲法研究所小冊子『憲法の原点と生命力』を刊行。
2006年4月  法学館憲法研究所編『日本国憲法の多角的検証』(日本評論社)を刊行。
2006年10月 ドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本」の製作に協力し、完成。各地で上映会を開催。
2006年11月 パンフレット「いまこそ憲法を学び考えよう」を刊行。
2007年1月  連続講座「世界史の中の憲法」を開講(6月まで。全6回)。
2007年1月  Webサイトに「日本全国 憲法MAP」を掲載。
2007年2月  オンライン連続講座「世界史の中の憲法」を開講。
2007年11月 憲法9条英文パンフレットを刊行。
2008年3月  連続講座Ⅱ「憲法の考え方」を開講(7月まで。全5回)。オンライン講座も配信。
2008年4月  法学館憲法研究所双書『憲法9条 新鮮感覚―日本・ドイツ学生対話』(花伝社)を刊行。
2008年9月 「08年秋! 憲法を本質的に考えるリレーレクチャー」を開講(12月まで。全4回)。
2008年9月 「憲法Movie上映会」を開催。
2008年9月  Webサイトに「憲法by中学教科書」の連載を開始。
2008年9月  山内敏弘教授講演会「憲法9条の歴史と未来」を開催。
2008年10月 水島朝穂教授講演会「時代・社会を憲法で検証する―マスコミの各種報道を素材に」を開催。
2008年11月 Webサイトに「ときの話題と憲法」の連載を開始。
2008年12月 法学館憲法研究所双書・浦部法穂著『世界史の中の憲法』(共栄書房)を刊行。
2009年4月  浦部法穂氏、法学館憲法研究所顧問に就任。
2009年4月  Webサイトに「浦部法穂の憲法時評」の連載を開始。
2009年4月  公開研究会「現代の諸問題と憲法」を開講。
2009年4月  講演会「軍人の抗命権・抗命義務―イラク戦争への加担を拒否したドイツ連邦軍少佐に聞く―」を開催。
2009年5月  連続講演会「日本国憲法と裁判官」を開講(2010年3月まで)。
2009年7月 「法学館憲法研究所報」を創刊。
2009年8月 「司法改革・市民フォーラム」とともに「WEB市民の司法」を開設。
2010年1月  Webサイトに「憲法教育を考える」の連載を開始。
2010年4月  映像教材「中高生のための映像教材『憲法を観る』」の製作に協力し完成。
2010年5月  冊子「憲法時評―憲法の目で社会を視る(2009年度版)」を刊行。
2010年5月  Webサイトに「憲法教育の実践の交流」の連載を開始。
2010年11月 連続講演会「日本国憲法と裁判官」の講演録集『日本国憲法と裁判官』(守屋克彦編、日本評論社)を刊行。
2010年11月 連続講座「生活と憲法」を開講。
2011年1月  Webサイトに「知っ得!憲法」の連載を開始。
2011年11月 シンポジウム「震災と憲法」を開催。
2011年11月 浦部法穂顧問が『憲法時評 2009-2011 震災、普天間、政権交代、などなど』(HuRP出版)を刊行。
2012年3月  法学館憲法研究所双書・浦部法穂著『憲法の本 改訂版』(共栄書房)を刊行。
2012年5月  連続講座「生活と憲法」を開講。
2012年9月  リレー対談「日本社会と憲法」を開講(11月まで)。
2013年1月  Webサイトに論考「自由民主党『日本国憲法改正草案』について」を掲載。
2013年4月  見解「拝啓 安倍晋三様 あなたが「改憲」に前のめりになるのは筋が違いませんか?」を発表。
2013年4月  Webサイトに「改憲を問う」の連載を開始(7月まで)。
2013年5月  講演会「日本の改憲問題と日韓関係」を開催。
2013年6月 DVD「STOP戦争への道」の製作に協力し、完成。
2013年10月 「2013年憲法フォーラム」開講。
2014年10月 Webサイトに「浦部法穂の『大人のための憲法理論入門』」(全20回)の連載を開始。
2015年1月  公開研究会「集団的自衛権の違憲性」を開催。
2015年2月  Facebookを開始。
2015年4月  法学館憲法研究所編『伊藤真が問う 日本国憲法の真意』(日本評論社)を刊行。
2015年6月  憲法フォーラム第1回「憲法の平和主義を突き詰めて考える」を開催。
2015年7月  憲法フォーラム第2回「戦後日本社会における憲法秩序を問う」を開催。
2015年7月  憲法フォーラム第3回「人権意識を問い直す」を開催。
2015年7月  DVD「STOP戦争への道」のWeb版をYouTubeで公開 。
2015年9月  映画『日本と原発』の上映会を開催。
2016年6月  Webサイトに「浦部法穂の憲法雑記帳」の掲載を開始。
2017年4月  法学館憲法研究所編『日本国憲法の核心 改憲ではなく、憲法を活かすために』(日本評論社)を刊行。
2017年7月  憲法講演会「憲法『改正』に向き合う」を開催。
2017年8月  Webサイトに「社会に問う 憲法響歌」の連載を開始。
2018年3月 法学館憲法研究所・大川仁著『日本国憲法の理念を現実社会で実現する』を刊行。
2018年7月  Webサイトに「アートな憲法ルーム」の連載を開始。
2019年7月  Webサイトに参議院選挙での各党の憲法に関わる公約の特集を掲載。
2020年9月  Twitterを開始。
2020年11月 Webサイトに「新聞社説等情報まとめ」の掲載を開始。
2020年11月 Webサイトに「これって実は憲法問題」の掲載を開始。
2020年12月 Webサイトをリニューアル。

顧問・客員研究員紹介

浦部法穂(うらべ のりほ)
顧問。
1946年愛知県生まれ。神戸大学法学部長・副学長、名古屋大学大学院法学研究科教授を経て、現在、神戸大学名誉教授、法学館憲法研究所顧問。
主な著書に、『違憲審査の基準』(頸草書房、1985年)、『いま、憲法学を問う』(共編著、日本評論社、2001年)、『ドキュメント日本国憲法』(共編著、日本評論社、1988年)、『憲法の本』(共栄書房、2005年)、『法科大学院ケースブック 憲法』(共編著、日本評論社、2005年)、『憲法学教室(全訂第2版)』(日本評論社、2006年)、『世界史の中の憲法』(共栄書房、2008年)、『憲法時評 2009-2011』(HuRP出版、2011年)、『憲法の本 改訂版』(共栄書房、2012年)、『憲法学教室 [第3版]』(日本評論社、2016年)、など。

 

水島朝穂(みずしま あさほ)
客員研究員。
1953年東京都生まれ。早稲田大学法学学術院教授。
主な著書に、『現代軍事法制の研究』(日本評論社、1995年)、『武力なき平和 日本国憲法の構想力』(岩波書店、1997年)、『同時代への直言 周辺事態法から有事法制まで』(高文研、2003年)、『時代を読む 新聞を読んで 1997-2008』(柘植書房新社、2009年)、『長沼事件 平賀書簡 35年目の証言』(共編著、日本評論社、2009年)、『18歳からはじめる憲法』(法律文化社、2010年)、『憲法裁判の現場から考える』(共編著、成文堂、2011年)、『東日本大震災と憲法―この国への直言』(早稲田大学出版部、2012年)、『はじめての憲法教室』(集英社新書、2013年)、『18歳からはじめる憲法〔第2版〕』(法律文化社、2016年)、『平和の憲法政策論』(日本評論社、2017年)、など。
ホームページ:http://www.asaho.com/
 

村井敏邦(むらい としくに)
客員研究員。
1941年大阪府生まれ。一橋大学法学部長、龍谷大学法科大学院教授を経て、現在、一橋大学名誉教授、龍谷大学名誉教授、法学館憲法研究所客員研究員。
主な著書に、『刑法―現代の「犯罪と刑罰」〔新版〕』(岩波書店、2005年)、『民衆から見た罪と罰―民間学としての刑事法学の試み』(花伝社、2005年)、『裁判員のための刑事法ガイド』(法律文化社、2008年)、『被告人の事情/弁護人の主張―裁判員になるあなたへ』(編著、法律文化社、2009年)、『発達障害と司法 非行少年の処遇を中心に』(共著、現代人文社、2010年)、『可視化・盗聴・司法取引を問う』(共著、日本評論社、2017年)、『国家が人を殺すとき』(共著、日本評論社、2019年)、など。
 

森英樹(もり ひでき)
客員研究員(2004年10月~2020年4月)。
1942年三重県生まれ。名古屋大学理事・副総長・教授、龍谷大学法科大学院教授を歴任。名古屋大学名誉教授。法学館憲法研究所客員研究員。
主な著書に、『憲法の平和主義と「国際貢献」』(新日本出版社、1992年)、『現代憲法講義』(浦部法穂らと共著、法律文化社、1993年)、『新版 主権者はきみだ』(岩波ジュニア新書、1997年)、『市民的公共圏形成の可能性』(編著、日本評論社、2003年)、『国際協力と平和を考える50話』(岩波ジュニア新書、2004年)、『国家と自由』(樋口陽一らと共編著、日本評論社、2004年)、『現代憲法における安全』(編著、日本評論社、2009年)、『3.11と憲法』(白藤博行らと共編著、日本評論社、2012年)、『国家と自由・再論』(樋口陽一らと共編著、日本評論社、2012年)、『戦後法学と憲法―長谷川正安先生追悼論集』(杉原泰雄らと共編著、日本評論社、2012年)、『大事なことは憲法が教えてくれる―日本国憲法の底力』(新日本出版社、2015年)、など。2020年4月26日、ご逝去。

法学館憲法研究所
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町17-5
TEL:03-5489-2153