この本は憲法のことを多くの人たちに伝えたいとして書かれた、憲法フェスティバル
というイベントの20年間の軌跡とそれを支えてきた人たちの体験記です。ボランティア活動として憲法を広めようという人たちが何をどう考えているのかが、こんなに率直に書かれている本はあまりないと思います。その生の声は今日の日本社会の中で憲法というものがどのような存在なのかを考える上で様々な示唆を与えてくれます。
この本は、同じように憲法を広げていこうと考えている、多くの人たちに読まれることになるでしょう。憲法フェスティバルのこれまでの経緯・教訓はこれから全国各地でのとりくみに大いに活かされることになるでしょう。
なお、この本にはこれまでの憲法フェスティバルに関わってきた、法学館憲法研究所の伊藤所長(=伊藤塾塾長)や客員研究員である森英樹教授・水島朝穂教授のメッセージも収録されています。
憲法フェスティバルについてはこのサイトでもたびたび関連情報を掲載してきましたので、あらためてご紹介します。
■森川文人さん「『憲法ってなんだっけ?』
- 憲法フェスティバル20回目の問い直し!」
■松元ヒロさん「コント『憲法クン』がウケル」
【書籍情報】2007年5月、花伝社から刊行。憲法フェスティバル実行委員会編。定価(本体1500円+税)。
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