1914年、オーストリア皇太子暗殺事件を契機にヨーロッパ各国が次々に開戦し、第一次世界大戦が勃発し、多くの人々が戦争に巻き込まれ、大量の犠牲者が生まれることになりました。その様子を描く映画です。
各国の、そしてその軍の指導者がゲームのような感覚で開戦を決め、戦争を指揮する、その一方で、多くの民間人が戦争に巻き込まれ、そして戦地の軍人たちが次々と命を落としていく、反戦運動が高まっても戦争が続く、その対比を示し、戦争の悲惨さ・愚かさ・不条理さが伝わってくる作品です。
「素晴らしき」は皮肉です。
【映画情報】
製作国:イギリス
製作年:1969年
上映時間:145分
監督:リチャード・アッテンボロー
出演:ローレンス・オリビエ、ジョン・ギールグッド、ラルフ・リチャードソン、ほか
<法学館憲法研究所事務局から>
「法学館憲法研究所2013憲法フォーラム」の第3回「憲法9条を守るということ」(12月9日(月))では森英樹名古屋大名誉教授が伊藤所長とともにコーディネーターを務め、参加者とともに議論します。多くの方々にご参加いただきたいと思います。
このような議論は、たとえば上記のような、戦争というものの現実にも目を向けることによって、より深まることになるでしょう。 |