NHK総合テレビで2007年4月29日に放送された番組です。
アジア太平洋戦争に敗れた日本は、戦勝国から抜本的な憲法改正を求められましたが、日本政府にはその気がなく、GHQがその案をつくることになりました。日本政府はGHQとの交渉において、天皇制を守ることを優先し、そのことが憲法に戦争放棄・戦力不保持の規定が盛り込まれる重要な背景になりました。日本国憲法はそのほかに、当時のアメリカ以外の戦勝国の思惑、日本人による民間の憲法案の提起、等々も錯綜する中で制定されることになりました。そうした激動の1年を、当時を知る関係者のインタビューなども交えながら辿るものとなっています。
"日本国憲法はアメリカに押し付けられたものだから、日本人自身による憲法をつくろう"との主張がありますが、日本国憲法制定の経緯を正しく理解しておく上で有益な映像です。
このDVDの価格は4935円(税込み)です。NHKエンタープライズが販売しています。こちら。
<法学館憲法研究所事務局から>
ドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本」は憲法制定とその後の憲法をめぐる攻防などを歴史的映像などで辿るものです。ご案内します。その続編となるDVD「STOP戦争への道」も完成し、全国各地での学習会などに活用されています。
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