映像には書物にはない力があります。憲法についての市民の感覚もテレビの映像から大きな影響を受けていると思われます。"時代に合わせて憲法も変えるべき"、"日本人自身の手で憲法をつくろう"等々の言説に頷く市民が増えているとしたら、そこにもテレビの影響が強く影響しているのではないでしょうか。なにしろ、国防軍を創設しようという自民党の改憲構想を批判的に検証する番組はほとんどなく、多くの人々がなんとなく改憲を支持しているかのような言い回しがテレビで横行しています。
昨今の改憲への動きの問題点・危険性を説く書物が多く出版されるようになっており、重要なことではありますが、映像によって人々に訴えることもまた重視していきたいものです。
このような状況の中でDVD「STOP戦争への道」が完成しました。
この映像もインパクトがあります。たとえば、日本での改憲への動きについての韓国の人々の生の声を聞くことができます。元日本軍「慰安婦」の怒りの声は、それを聞く人々に強烈に響きます。新聞記者・半田滋さん、法学館憲法研究所の伊藤所長(=伊藤塾塾長)が改憲の危険性を説き、コント集団のみなさんが歴代首相に扮したコミカルな演技で改憲の狙いを暴いています。
このDVDを観れば、今般の改憲への動きをなんとなく支持している人たちは再考の必要性を感じ、改憲に反対する人たちはより認識を深め、確信を持つことになるでしょう。全国津々浦々で、学習会・小集会の場で大いに活用していただきたいDVDです。
【DVD「STOP戦争への道 −続 戦争をしない国 日本」】
監督:池田博穂
製作委員会代表:片桐直樹・伊藤真
上映時間:30分
頒布価格:3,000円(送料は全国一律500円)
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