1946年1月13日、GHQのホイットニー准将が外務大臣官邸のサンルームで、松本国務大臣と吉田外相に憲法の案を提示し、それを基本に新憲法を制定するよう迫りました。その時の様子を再現するドラマです。
当時の日本政府は、天皇制を中心とする明治憲法の基本を維持したいと考えていました。ところが、日本の戦争を遂行した天皇の責任を問う国際世論が高まりました。天皇制は何らかのかたちで残さざるを得ないと考えたGHQのマッカーサー元帥は、憲法に戦争放棄を明記する案を示し、イニシアティブを発揮しました。
当時のそれぞれの思惑・真意には微妙なところがあるでしょうが、そうした経過を明らかにしています。
日本政府が戦争放棄を謳うGHQの憲法案を受け入れることになった背景には、もう戦争は嫌だという多数の日本国民の気持ちがあったということも確認しつつ、現憲法制定の経緯を理解しておきたいと思います。
1978年に放映された番組のDVDです。
【DVD情報】
本編約58分
出演:小沢 栄太郎、高橋 昌也、松村 達雄、ほか
価格:3,990円(税込み)
販売元: NHKエンタープライズ
<法学館憲法研究所事務局から>
当研究所は自民党などによる改憲の動きに対してDVD「STOP戦争への道」の製作にあたり、普及をすすめています。ご案内します。 |