昨年来、民衆の蜂起によって、中東・アフリカのいくつかの国で、長年続いた独裁政権が転覆してきています。いま中国もその動きが気になっていると伝えられます。
中国では、「言論の自由」などを唱える「08憲章」が発表されましたが、それを起草する中心的役割を果たした劉曉波氏は拘束され続け、「言論の自由」をめぐる緊張関係が高まっているようです。
この映画は、文化大革命や天安門事件、こうした政治的弾圧の中で、国外への亡命を余儀なくされた知識人・文化人・政治活動家たちの主張などによって構成されたドキュメンタリーです。経済成長によって国際社会への影響力を増している中国において、その人権問題が今後ますます注目されること必至です。
【映画情報】
製作年:2010年
製作国:日本
監督:翰光
上映時間:1時間58分
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* 当研究所は7月9日(土)に日中関係の歴史を検証する公開研究会「日中関係の歴史と未来」を開催しますので、ご案内します。こちら。
これまでの日中関係の歴史を正しく認識しつつ、中国の人々との連帯を広げていく機会にしたいと思います。
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