西瓜(すいか)も中国大陸から日本に伝わってきました。誰もが知っている通り、日本列島に住む者は古来より中国大陸の人々と様々な交流をしてきました。
この映画は、日本の大学に留学してきた中国の学生たちの生活を八百屋がサポートすることになった様子が描かれたものです。
最近、尖閣諸島沖で中国船が日本船に衝突しました。このことから中国の軍拡と脅威に日本は毅然と対応すべきとの主張が出され、日中政府間には緊張関係があります。しかし、日中関係を決定づけるのは、最終的には日本と中国の人々であり、その友好関係ではないでしょうか。日本と中国との間の民間レベルでの交流には様々な制約もありますが、やはり中長期的な展望を考えるならば、日中人民間の友好関係を深め広げていきたいものです。それは実は、日本人にとっては身近にいる中国人との交流にほかなりません。この映画を観た上で、そんなことを語り合いたいものです。
【映画情報】
製作年:1989年
上映時間:135分
監督:大林宣彦
出演:ベンガル、もたいまさこ、峰岸徹、ほか
* 日本の過去の歴史を学び、その反省をふまえることは、中国などアジアの国々との友好関係を広げる上で不可欠です。当研究所は7月9日(土)に公開研究会「日中関係の歴史と未来」を開催しますので、ご案内します。こちら。
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