この作品は、元日本兵の奥崎謙三氏が、太平洋戦争敗戦時にパプアニューギニアで何が起きたかを検証するドキュメンタリーです。
奥崎氏は、当時「戦病死」したとされるある日本兵が、実は日本兵によって射殺されていたという事実を追います。奥崎氏はそれに関ったとされる元日本兵の家を次々と訪問し、さらに戦争がもたらすおそろしい真実が明らかになります。おそろしい真実とは・・・。
この作品は、戦争というものが人間をどう変質させてしまうのか、そして戦後も人をいかに苦しめるのかを、観る人に強烈に問いかけます。
日本国憲法9条で戦争放棄が定められていることの意義をあらためて考える機会になりました。
【映画情報】
制作年:1987年
上映時間:122分
監督:原一男
出演:奥崎謙三・シズミ夫妻、ほか
* DVDは販売・レンタルされています。
* この映画は以前当ページで紹介したさしさわりのある映画特集(2011/1/22〜2/4、東京・渋谷アップリンクファクトリー)にて、2月1日、4日に上映されます。こちら。 |