東京国際映画祭は今年で20回目を迎えました。戦争と平和、民族の独立、現代において生きるということ・働くということはどういうことなのかなど、多様な視点からのたくさんの映画が一挙に上映されます。10月20日から28日まで、東京・六本木及び渋谷で開催されます。
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一部をご紹介します。
『ガンジー・わが父』
南アフリカとインドを舞台に、息子の視点からインド建国の父ガンジーの素顔と激動のインド近現代史を綴った大河ドラマです(監督フェロス・アッバース・カーン)(インド)。
『潜水服は蝶の夢を見る』
身体の自由を失い、話もできない男が、左眼の瞬きだけでつづった自伝の映画化。2007年カンヌ国際映画祭監督賞受賞(ジュリアン・シュナーベル監督)(フランス)。
20回を迎えた本映画祭を記念した「特別企画 映画が見た東京」では、東京の終戦直後からの懐かしい映画から新しい映画まで、人気を博した映画が目白押しです。例えば
『ALWAYS続 三丁目の夕日』
「ALWAYS 三丁目の夕日」の続編で、来月の一般公開に先立って特別公開されます(山崎貴監督)。
『戦争と平和』
夫の戦死を知って、絶望の淵に立たされながらも、乳飲み子を抱えて生きる妻の物語です。平和の尊さを教えてくれます(山本薩夫監督)。
『長屋紳士録』
戦争から復員した小津安二郎監督の戦後第1作。戦災浮浪児たちと長屋の住人たちの心暖まる物語です。
『現代人』
土建業者と癒着する建設官僚の部下になった貧しい青年の、悪と金、そして上司の娘の純情との間に揺れる心を描いています(渋谷實監督)。
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