法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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憲法情報Now<憲法関連書籍・論文>

 

書籍『憲法がめざす幸せの条件 − 9条、25条と13条』

H・O


 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」(日本国憲法第25条1項
 しかし、いま、多くの国民の生活と健康、そして生命もが危ぶまれています。
 経済がグローバル化し、日本企業も国際競争力にさらされ、生き残るためには経済活動に対する様々な規制をなくしていかなければならない———。この10数年、主張されてきたことです。実際に、この新自由主義の考え方にもとづく構造改革がすすめられ、労働者の多くが非正規労働となり、医療・福祉など社会保障への政府の責任もあいまいになってきました。この書は、こんにち多くの国民の生活と健康、そして生命に関わる危機の元凶を明らかにしています。そして、「ごくふつうの人間」に目を向け、その人たちが「ふつう」に生活できなくなっていることを正すことを政治の中心課題に位置づけることによって、憲法にもとづく人権保障を実現していく道を提言しています。
 本書はまた、生存権の考え方を、世界と日本の歴史の中で辿り、その今日的課題を提起しています。保健・医療などの社会保障政策は、ときの権力者や国家のための政策として具体化されてきましたが、人類は人権としての社会保障を確立してきているのです。
 本書は、日本の保健・医療の改革課題を諸外国との比較でも問題提起をしています。スウェーデンの優れた社会保障政策とそれが生み出されてきた歴史的背景なども興味深い内容となっています。

【書籍情報】
2010年6月、新日本出版社から刊行。定価は本体1,400円(税別)。著者は日野秀逸氏(日本生活協同組合連合会医療部会副運営委員長、東北大学名誉教授)。

* 生存権の考え方などが世界史的にどのように形成されてきたかは、法学館憲法研究所双書『世界史の中の憲法』(浦部法穂著)でもわかりやすく説かれていますので、ご案内します。

 

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