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講演録「今こそ憲法が生きる政治へ」(「2010年2・11集会」講演)

K・T


今回ご紹介するのは、2010年2月11日に行われた「『建国記念の日』反対」2・11集会における森英樹教授(龍谷大学法科大学院・当研究所客員研究員)の講演録です。

「政権交代」しても前政権からの政治の“変わらなさ”を、例を挙げて指摘しながら、とりわけ“2・11” にちなんだ“変わらなさ”、予算案における皇室関係費の聖域化について言及されています。2月11日という日が、日本の近現代史にどういう役割を果たしてきたか。イデオロギー装置としての“2・11”問題を、日本国憲法とのかかわりから読み解くことが、本講演録の重要なポイントの一つになっています。
「天皇が、主権原理を転換させた新憲法のもとでも、そのまま日本と日本国民の統合の象徴として在位しつづけた日本であるがゆえに、その憲法が、他方では、徹底的な『非軍事』の道をとることになったという面も、あらためて思い起こしておくべき」。

また、今年が「安保改定50年」、そして「韓国併合100年」の年であることに触れつつ、「戦前との決別の怠慢を象徴するのが2・11問題であり、対米重視のみ、を象徴するのが日米安保問題」と指摘。「『日米安保』というと、自民党政権同様、新政権もメディアも、それゆえに『世論』でも、思考にカンヌキがかかって」しまうことに疑問を投げかけています。
かつて「軍事同盟」が悲劇を導いた歴史に学び、敵国を想定した「同盟関係」、すなわち集団的自衛権から、紛争解決を国際社会に委ねる仕組み、すなわち集団安全保障体制へと切り替える「国連理念を徹底させ先取りした」日本国憲法9条を、「アジアに世界に押し広げていくことこそ、日本が真に歴史に向き合う道だ」と、本講演録は結ばれています。

天皇を頂点とするかつての日本がたどった侵略戦争の道、そして敗戦後の日本国憲法成立の経緯やこんにちに至るまでの道筋を、豊富な映像で検証するドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本」は、「憲法が生きる政治」を実現する上での確信を深めてくれます。あわせてご案内します。DVDのご案内はこちら

【講演録情報】 憲法改悪阻止各界連絡会議編「月刊 憲法運動」2010年3月号)所収 雑誌本体価格475円+税(500円)

※法学館憲法研究所は、5月1日(土)、公開研究会「日米安保改定50年と憲法」を開催します。あわせてご案内します。

 

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