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書籍「私にとっての加藤周一」

T・S


 評論家で「九条の会」の呼びかけ人の一人・加藤周一氏が2008年12月5日に亡くなり、「没後1周年のつどい」の準備の中で本書は生まれました。加藤氏が参加した勉強会・白沙会(はくさかい)の参加者やかもがわ出版のホームページの呼びかけに応えて寄稿した人々が自分自身とのかかわりで加藤氏を語った文集です。書物で加藤氏に触れた人、授業を聞いた人、手紙をもらった人、一緒に酒を飲んだひと。時間と空間の違う中で触れた加藤氏のさまざまな語りや思想を職業も年齢も異なる人々が、自分の加藤周一を語ります。どれもが、短文のなかで加藤周一を描き語ります。中には、そんな心境になれない、文章にできないと寄稿しなかった人もいたようです。
 教員の方が生徒の文集を送ったときに加藤氏から返事がきた喜び感動、そして、再度の手紙の返信。加藤氏が普通の人、一人ひとりを大切にしていることを象徴的に表しています。
 また、寄稿した岩津航氏が「自分の考え方、自分の言葉を見つけたとき、私たちはようやく加藤周一の弟子たりうるのだ。」という言葉は、加藤氏に触れた人が加藤氏を「思い出の人、すばらしかった人」で終わらせてはいけないという思いが込められていて印象的です。
 同じくかもがわ出版から出されている「居酒屋の加藤周一」も合わせて読まれたらもっと、知らない加藤周一に会えると思います。

【書籍情報】2009年12月、株式会社かもがわ出版から刊行。編者は白沙会(はくさかい)。価格は840円(税込)

※法学館憲法研究所双書『憲法9条新鮮感覚―日本・ドイツ学生対話』は加藤周一氏の呼びかけで、刊行されましたが、加藤氏の「はしがき」は今を生きる学生・市民への感動的なメッセージとなっています。

※ドキュメンタリー映画「しかし それだけではない――加藤周一 幽霊と語る」について、当サイト「今週の一言」で高畑勲さんによるご案内文を紹介しています。あわせてご覧下さい。

 

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