法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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書籍『憲法政戦』

H・O


 こんにちの日本社会のあり方は現行の日本国憲法の規定を抜きにして語ることはできません。
 日本国憲法は制定後早い時期から、政権の中枢にいる政治家などからその「改正」が叫ばれ、明文改憲こそなされていませんが、9条については大きな解釈改憲が進められてきました。もはや憲法は骨抜きにされ、形骸化しているとの評価もあります。しかし、いまなお少なくない政治家が憲法「改正」を唱えています。それは、その政治家たちは憲法の規定によって自分たちが望む政治と日本の進路を実現できないと考えているからで、つまり、憲法はいまなお、日本社会のあり方に大きな影響を持ち、政治家たちの権力行使を制限しているのです。
 憲法に対する立場は、よく「護憲派」Vs「改憲派」という構図で語られます。長年政権の座にあった自民党の議員などは「改憲派」と見られますが、実は政権中枢にいる人々の憲法への思いや対応は様々でした。それは、それぞれの政治家の政治信条の違いにもよりますが、そこには、その時々の内外の社会的経済的政治的な背景も影響しています。それを振り返ることは、憲法の果たしている役割の今日的な意義を考えることに結びつきます。読み応えのある本です。

【書籍情報】2009年12月、日本経済新聞社から刊行。著者はノンフィクション作家・塩田潮氏。価格は1995円(税込)。


*法学館憲法研究所も製作・普及に協力しているドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本」は憲法9条に関わる社会と政治、国民の動向を綴るものです。そのWEBサイトのコンテンツ「憲法 あの時」では9条をめぐる様々な事件や裁判、運動などを発信しています。また、当サイトの「ときの話題と憲法」でも戦後史を振り返ることができますで、ご案内します。
*戦後史を振り返るという点では、当研究所が開催する講演会「日本国憲法と裁判官」(3月9日(火)18時〜、伊藤塾東京校にて)での梶村太市・元裁判官の「戦後裁判官物語」についての講演も興味深いものです。

 

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