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書籍『被告人の事情 弁護人の主張 − 裁判員になるあなたへ』

H・O

 日本国憲法はすべての人に弁護人を依頼する権利があることを規定しています(34条)。貧しい人のためには国選弁護人を附けることも明記しています(37条3項)。しかし、今もなお、多くの人々が「なぜ悪い人を弁護する必要があるのか」という率直な疑問を持っているのではないでしょうか。裁判員制度が実際に始まり、刑事裁判への関心が高まっており、ぜひ日本国憲法に明記された刑事手続きの意義を学び広げていきたいものです。
 本書は実際の刑事事件とその被告人に対する弁護士の弁護活動を紹介しながら、裁判員裁判における市民の役割を問題提起する書です。
 本書の巻頭には、この本を著した村井敏邦教授の論稿「刑事裁判の本質と刑事弁護」が収載されています。アメリカ第2代大統領ジョン・アダムスが弁護士として「社会の敵」を弁護したこと、その1世紀後に日本でも刑事弁護制度が確立した経緯、などを紹介しつつ、裁判員裁判と刑事弁護人の役割を解いています。以前このページで村井教授著『民衆から見た 罪と罰』を紹介しましたが、罪と罰、そして刑事司法と刑事政策に関わる歴史への造詣が深い村井教授の提言は大変説得的です。本書に取り上げられている具体的な刑事事件とその被告人に対する弁護活動の実際を知り、より深く考えさせてくれるものとなっています。

【書籍情報】2009年5月、法律文化社から刊行。編者は村井敏邦氏(龍谷大学大学院法務研究科教授・龍谷大学矯正・保護センター長)と後藤貞人氏(弁護士)。定価は本体2,400円(税別)

 *当研究所公開講演会「治安政策と憲法」(7月25日(土)15時から、伊藤塾東京校にて)で村井教授が講演しますので、ご案内します。

 

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