法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

憲法情報Now<憲法関連書籍・論文>

 

特集「膨張する公安」(「週刊金曜日」2009年5月29日号所収)

T・S

4歳女児が誘拐・殺害された「足利事件」がえん罪事件であることが事実上確定し、逮捕や取調べの不当性も有罪とされた菅家さんの口から、広く知られる事件となりました。警察・検察も菅家さんに謝罪することになりました。しかし、警察捜査の問題点はこの事件に限ったものではありません。
本特集は、警察の一部門ですが、マスコミがほとんど報道しない公安警察をとりあげています。
公安警察は「公共の安全と秩序、犯罪の予防」のために、警察庁警備部の指揮のもと警視庁公安部や各道府県本部の警備部内の公安部門が担当しています。
警察は、一般犯罪に関しては事件が発生してから捜査を始め、犯人とおぼしき人を捜して逮捕します。片や公安警察は、犯罪発生時点でなく、犯罪を起こしていなくても特定の団体・個人を日常的に監視、尾行、調査、逮捕を行います。したがって、公安警察の行動自体が組織・個人への圧力となり、憲法で保障されている思想・信条・表現・結社の自由などの侵害に結びつく場合がでてきます。
 本特集では、様々な事件に関わる公安警察の最近の実態が語られています。2008年5月、福岡県太宰府市での「組織犯罪処罰法」の初適用された事件。同年、映画「天皇伝説」の上映妨害行為。2009年4月、右翼団体のデモに抗議する中で起きた不当逮捕やその後の家宅捜査。2009年2月、組合つぶし。2009年10月、集会での隠し撮り。2008年7月、整然としたデモでの逮捕や妨害など、本来公安警察の担当でない「犯罪」でも、対象団体・個人であれば、公安警察が逮捕・取り調べまで行っています。
公安警察については、その存在もあまり知られていません。その存在や行動を広く国民に知らせ、国民にその是非を問うことが必要ではないでしょうか。

*当研究所は7月25日(土)に公開研究会「治安政策と憲法」を開催します。研究会でありますが、市民とともに、市民の立場で学び考える場ですので、ご案内します。

 

[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]