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論文「憲法における九条の位置」

H・O

 新たに刊行された雑誌「季論21」創刊号が「九条という思想」という特集を組み、そこに当研究所客員研究員でもある森英樹教授の標記論文が掲載されました。「『九条の位置』を九条以外の条項に込められた諸原理との関わりで測定」した論文です。
 まずは国民主権原理と九条の関連。森教授は「日本国の国家意思は主権在民原理によってpeopleが決すること、そのようにして決せられる日本国の意思を対外的に示すにあたっては、しかし戦争等の方法をとらないとしたもの」として、憲法の第一章と第二章が一体的に理解されるべきことを説きます。
 続いて、自衛隊のイラク派遣に関わる名古屋高裁判決(08年4月17日)の内容とそのポイントが紹介され、憲法に規定された平和的生存権の法的権利性が説かれ、そして「前文の平和的生存権、一三条の生命権、二五条の生活権がlife(英)、Vie(仏)、Leben(独)を保障しているという地続きになっており、それらを憲法九条が『客観的制度』として下支えする、という構造にあることが浮かび上がってくる」としています。
 以上のように、森教授は憲法全体のトータルな理解の上で九条の内容と意義を考える視点を提示しています。

 特集「九条という思想」には次のような論文が掲載されています。それぞれが刺激的な問題提起となっており、ご案内します。
憲法九条という思想(牧野広義)
日本とドイツの戦後平和主義の条件(望田幸男)
「第九」の平和思想(市川明)
改憲の新局面と憲法運動の課題(渡辺治)
恒藤恭の平和主義思想(広川禎秀)
「平和憲法体制」とアジア(権赫泰)
現代改憲動向下の憲法論を読む(愛敬浩二)

【論文情報】「季論21」(2008年7月 創刊号)に掲載。

*当研究所「08秋 リレーレクチャー」で森教授が講演します(11月15日)ので、ご案内します。詳しくはこちら
(法学館憲法研究所事務局)

 

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