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論文「憲法と社会保障 − 社会保障構造と憲法構造のかかわり」

H・O

 社会保障というものがいかに憲法の内容に影響を受けるのかを国際社会と日本における制度確立の歴史的経過から説き起こす論文です。また、日本における社会保障に関わる諸制度・施策・裁判例を、徹底して日本国憲法の「個人の尊重」の規定・考え方から検証するとともに、日本国憲法の規定にもとづく社会保障制度の本来的あり方を提唱しています。
 特に著者は、朝日訴訟、堀木訴訟、牧野訴訟の第一審判決等の内容と意義を明らかにしつつ、全体として社会保障裁判に対する日本の裁判所の判決の問題点を厳しく指摘しています。また、社会保障と憲法の理念・考え方に逸脱する行政の問題点を理論的に解明しています。
 この論文は1982年に書かれたものです。日本の社会保障はいま、その後急速に進んだ「行政改革」や「民間社会事業」の展開によって大きく変貌しています。著者である小川政亮教授の著作集の製作委員会委員長である井上英夫教授は当サイトにも寄稿してくださいましたが、そこでは人権を「国民の不断の努力」によって保持する必要性が強調されています。日本社会の貧困化がすすむ中で、その解決をはかるとともに、いまこそ誰にも「人たるに値する生活」が保障される社会のあり方を主権者国民が学び考えていく必要があるのだと思われます。
この論文を執筆された小川政亮教授にはこのサイトでも語っていただいています。
 文中にある社会保障関係訴訟も当サイトで紹介していますので、あわせてご案内します。
  朝日訴訟
  堀木訴訟

【論文情報】小川政亮著作集1「人権としての社会保障」所収

 

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