法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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書籍『国の理想と憲法 − 「国際環境平和国家」への道』

H・O
 地球的規模の環境破壊、発展途上国の貧困と飢餓、戦争や紛争の危機の深刻化に対し、日本が「国際環境平和国家」を目指すことによってその打開を提唱する書です。
 著者である野村昇平氏は、日本の「国際環境平和国家」への道は現行日本国憲法が前提となると説き、憲法「改正」を求める声が高まっている今こそ、その提言をしなければならないと述べています。
 この書は、現在の改憲論の内容を丁寧に分析し、その問題点を解き明かし、平和な世界を築いていく展望を提起しています。また、地球環境問題、人口・食糧・水・エネルギー・原発の問題について、その現状・問題点を冷静かつ具体的に明らかにし、問題解決への方向性を示しています。こうして、この書は平和の問題と環境の問題の両方を理解できるものとなっています。
 この書の特徴として、平和や環境問題の危機の原因として「国家エゴイズム」があるとし、日本がそれを克服して「国際環境平和国家」という理想を掲げる必要性を説いていることがあげられます。野村昇平氏は国家というものの役割・機能を重要視しています。それは決して偏狭なナショナリズム的思考のものではなく、むしろその逆だと説明されていますが、私たちはあらためて国家というものを見つめなおし、国家への向き合い方を考えてみる必要があるように感じました。

伊藤真(伊藤塾塾長・法学館憲法研究所所長)

 当研究所の連続講座「世界史の中の憲法」の最終回(6月16日)は「国家と国民の歴史」です。オンライン受講もできます。

書籍情報:著者は野村昇平氏。2007年5月、七つ森書館から刊行。定価は1800円+税。

 

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