法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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書籍『沖縄から憲法九条をまもるために―平和主義・改憲論・教育基本法―』

K・T
 山本薩夫監督が製作に携わった「沖縄」という映画をご存知の方も多いのではないでしょうか。あの映画に描かれる沖縄戦と、戦後占領軍による土地収用のすさまじい実態。観る者をしてこれが真実なのだと悟らせる迫力に満ちていました。そして、財産も生命も奪われ踏みにじられる人々が、それに抗して立ち上がる姿。
 何を拠り所にして彼らは闘ったのか。
 戦後の沖縄の人々の闘いを知るにつけ、私は、日本国憲法から最も疎外されてきた沖縄でこそ、最もその憲法の理念が闘う人々の精神に根づいていると感じてきました。大学人九条の会沖縄の編集によるこのブックレットは、その実感を裏づけるものです。本土復帰前、施行間もない憲法と教育基本法が、沖縄に秘密裏に移入され、憲法全文をひそかに書き写した沖縄の青年たちがいたこと、また密移入された教育基本法に基づき独自の教育法規が沖縄各地で作られていたことなどは、私にとって新しい知見でした。
 沖縄の人々が向き合ってきた(向き合わされてきた)戦中・戦後の“現実”からみれば、「現実主義」の主張がいかに“非現実的”か。ブックレット中、第1回シンポジウムでの高作正博氏の報告「米軍再編・改憲論・沖縄―『現実主義』への対抗方法を考える―」がそれを詳解しています。
 また同じシンポジウムで「私にとって憲法九条を考える一つの回路は、沖縄戦の記憶や米軍占領下の体験が基地反対運動へとつながっている意義を読み直し、それが憲法改正に反対する姿勢と重なっていることを再確認して、現在の課題解決につなげること」と屋嘉比収氏は報告しています。
 沖縄だからこそ、憲法と旧教育基本法の価値を、全国と全世界にむけて発信できるということを、このブックレットは物語っています。当研究所でもこのブックレットを取り扱っています。当研究所宛にメールにてご注文いただきましたら、お届けします。お届けの際、郵便払込取扱票を同封致しますので、代金=「冊数×500円+送料」を郵便局にてお支払いください。ご案内致します。

 沖縄の現実は、個人と国家の厳しい緊張関係にかかる問題を、否応なく私たちに突きつけています。当研究所の連続講座「世界史の中の憲法」第6回のテーマ「国家と国民の歴史」は、沖縄の問題を考える上でも大変参考になると思います。是非ご利用ください。オンラインでも受講できます。

 執筆者の一人である高作正博さんには当研究所のこのサイトでも以前語っていただいています。ぜひご覧下さい。
 

【書籍情報】大学人九条の会沖縄 ブックレット編集委員会 (定価:本体価格500円+税)

 

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