戦時において、敵軍が迫ってきても、地方自治体などの特定地域が一定の要件(戦闘員や移動兵器の撤去など)を満たして、戦争ないし紛争当事国に協力しないことを宣言した場合、国際法上(1977年のジュネーブ諸条約第一追加議定書第59条)、当該地域に対する武力攻撃は禁止されます。日本政府もようやく2004年にこれを批准しました。この規定を活用し、各地に「平和なまち」をつくろうという運動が広がっています。
この本はこの無防備地域宣言運動の内容と意義をわかりやすく説くとともに、各地で実際にこのような運動をつくる手引書となっています。無防備地域宣言運動全国ネットワークもその具体的なとりくみの経験をもとに執筆しています。
当研究所HP「今週の一言」に登場していただいた東京都国立市の上原公子市長は無防備地域宣言運動について「世界に平和の灯をともせる、画期的運動です」と述べ、この本を推薦しています。
もくじは次の通りです。
第T部 無防備条例ってなんだ?
第1章 いまなぜ無防備地域宣言か
第2章 憲法9条と無防備地域運動
第3章 非戦のための無防備地域宣言
第4章 無防備地域攻撃は戦争犯罪
第5章 日本でこそできる無防備宣言
第6章 なぜ地域・自治体で無防備運動に取り組むのか
第7章 国民保護計画で住民を守れるのか
第8章 地域ではぐくむ平和の文化
第9章 あなたにもつくれる無防備条例
第U部 無防備条例をつくろう
第V部 資料と開設
書籍情報 : 池上洋通、澤野義一、前田朗編、協力・無防備地域宣言運動全国ネットワーク。2006年1月、自治体研究社から刊行。定価(本体1500円+税)。
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