税負担を免除されることに目をつけて宗教団体を立ち上げ、私腹を肥やすエセ宗教家が政治家ともつるんで地上げでぼろ儲けすることを摘発する国税査察官たちを描く映画です。コミカルなタッチながらも巨悪を許さない姿勢にあふれる作品です。富を持つ者はいろいろな方法で蓄財でき、またいろいろな方法で脱税をはかっていることがよくわかります。
いま政府が消費税増税を提起しようとしていますが、それは庶民の税負担がさらに重くなるとの批判が強まっています。税制を考える上で、富める者の脱税を摘発し、適切に納税してもらう手立てをとることもあわせて留意されるべきことです。そんなこともこの作品から学べます。消費税増税問題が正念場を迎えようとしているいま、まだ観ていない方にはぜひご覧いただきたいと思います。
【映画情報】
製作年:1988年
上映時間:127分
監督:伊丹十三
出演:宮本信子、三國連太郎、津川雅彦、ほか
* 法学館憲法研究所は3月23日(金)に公開研究会「消費税と憲法 −応能負担原則を問い返す」を開催し、税の問題について深く探求します。こちら。多くの方々のご参加をお待ちしています。関連情報。 |