法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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映画「“私”を生きる」


                              
T.T

 この作品は、学校の入学式や卒業式で「日の丸」に向かっての起立や「君が代」の斉唱が強要されたり、職員会議での挙手・採決を禁止する通知が出されるなど、いま進められている“教育の統制”に異を唱え続けている3人の教師のドキュメンタリーです。
 根津公子さんは、卒業式・入学式の「国歌斉唱」で不起立を続け、長期間にわたる停職処分を受けてきました。
 佐藤美和子さんは、「君が代」伴奏を拒否し、何度も異動を強いられました。
 土肥信雄さんは、都の教育委員会による学校への統制に対して、現職の校長として初めて公に異議を唱えました。
 その姿に、撮影者もなぜそこまで反抗するのかという問いを投げかけます。映画では、「仕事をやめれば逃げられます。しかし、逃げたら自分が自分でなくなってしまいます。私が私として生きるためには、ここから逃げるわけにはいきません」(根津さん)、「心と身体を引き離すことはできません」(佐藤さん)、「言論の自由がなくなったとき、戦争になる」(土肥さん)、というみなさんの言葉には、子どもに対する責任、一人でも差別される子どもがいたらいけないと思う気持ち、子どものために教師として言うべきことが言える環境をなくてはいけない、教師としての職責を全うしたい、という思いがあらわれていました。教師としての「“私”」を貫いてきた3人の生き様が示されています。
 憲法は思想・良心の自由を保障しており(第19条)、上記のような“教育の統制”はこれに違反していることは明らかです。教育現場での憲法の理念の回復・実現が求められます。

【映画情報】
監督・撮影・編集:土井敏邦
製作:2010年
時間:138分
*この映画は自主上映会の企画募集の案内がされています。またDVDの販売もしています。くわしくはこちら


* 法学館憲法研究所は10月24日(日)に公開研究会「教育と憲法」を開催します。教育に関心を寄せる方、教育現場の方々にご参加いただきたく、ご案内します。くわしくはこちら

* この映画に出演している根津公子さんのたたかいは、ドキュメンタリー映像「君が代不起立」にも描かれています。以前、当サイトで「君が代不起立」について、その製作者である松原明さん・佐々木有美さんに語っていただきましたのでご案内します。こちら

* この映画に出演している土肥信雄さんも以前当サイトで「教員が自由に意見を交し合える学校を!」を語っていただきました。こちら。土肥さんの現在の裁判情報も当サイトに掲載しています。こちら


 
                              

 

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