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「第2回 戦争と貧困をなくす国際映像祭」(2010年3年13日、渋谷)に参加して


                              
T・S

 当サイトで、紹介した「第2回 戦争と貧困をなくす国際映像祭」に参加しました。 この映画祭は招待作品と公募した3分の映像とトークなどで構成されていました。
 招待作品の「イラクの現在と希望ーIFC(イラク自由会議)サナテレビ」はSANA(サナ)衛星テレビ局が制作したドキュメンタリー映画です。SANA(サナ)衛星テレビ局は非宗派、非民族主義、男女平等の民主的なイラクをつくる運動をしているイラク自由会議が設立したテレビ局です。
 映像は米軍占領下の避難生活を余儀なくされている人、仕事がない人、ゴミ捨て場から拾った食べ物を干して食する人、靴がない子ども、学校に通ってない子どもなどへのインタビューが続きます。また、資金不足や原料がなく稼動できない工場、トラックが極端に少ないため出荷できず、在庫の山を抱える工場など一般に報道されない情景が映されます。IFC(イラク自由会議)は、賃下げに反対し、水や電気の供給を要求し、新規石油開発の利権の大半を英米資本が押さえる立法に反対するデモを行ないます。
 来日しているSANA(サナ)衛星テレビ局の局長アサド・アフマドさんがイラクの現状を語りました。
 治安については、爆弾テロの数が減少傾向にあるとはいえ、国会選挙が行われた3〜4ヶ月前は規模も大きく、さらに悪化したと言います。政党が住民に対して投票をさせない、もしくは自党に投票するよう、爆弾で脅したり圧力をかけ、投票の改ざんもあったと選挙の問題も指摘しました。
 アメリカの占領前は、民族や宗派を異なる人々の交流や結婚もありましたが、占領以降、数多くの宗派や民族がテレビ局を持ち、自己主張を強め、相互の対立が煽られていると批判しました。アフマドさんは同僚を3人失い、自身も6度の危機があり、その相手はイラク政府であり、米軍であり、宗派であり、一番生命の危機を感じたのは宗派に拘束されたときと言います。
 また、フリージャーナリストの志葉玲さんが「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」の支援を訴えました。この集会は、これに賛同する声明を決議しました。
 また、このイベントでは、会社の不正を告発した結果、解雇された吉岡力さんの「未来をよこせ!職場に戻せ!〜派遣法撤廃の闘い」も上映されました。そこでは最高裁の不当判決にもひるまない吉岡力さんや仲間の戦いが描かれています。その一人、パナソニック電工が実質の雇用主である佐藤昌子さんは短期契約で18年間勤めながら解雇されたましたが、和解で出向元の会社の正社員になることができました。非正規社員の戦いに希望の光が見えました。
 そのほかにも韓国で働くパキスタン人などを描いた興味深い映像がありました。
 映像へのコメントとして、マブイ・シネスコープの木村修さんが、マスメディアにない、このような自主上映映像の強みとして、現場性、当事者性、速報性をあげました。
 マブイ・シネスコープは、イラク現状などを描いたビデオ販売をおこなっています。こちら

*当サイトの「今週の一言」では、志葉玲さんに「イラク戦争の検証を求める・・・・」について語っていただきました。

 
                              

 

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