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映画「外泊」


                              
T・S

 韓国の非正規労働者の大量解雇に反対する女性労働者の510日間を描いたドキュメンタリー映画です。映画は韓国のスーパーマーケットのレジの間の窮屈な空間で寝ている500人の女性の姿から始まります。ストライキ中です。彼女たちは、みんなで歌を歌いエネルギッシュに踊ります。家庭やいつもの職場にいるときより、生き生きしているようです。
 インタビューでは、職場では上司から名前を呼ばれず、「おばさん」といわれ、家庭で夫から「風呂、飯、寝る」といわれる彼女たちの置かれている状況の一端がわかります。
 家事のため交代で家に帰ります。夫は、店に来て妻を連れ戻そうとする人、理解を示す人など、様々です。彼女たち自身も悩み、討論を続けます。
 ストライキには全国から労働団体や政党の応援もありましたが、やがてそれも離れていき、仲間の中に離脱者が出てきます。武装警官が突入し、多くの組合員が連行されます。攻防は繰り返されましたが、会社は買収され、経営者が変わり、12人が解雇され、180人の職場復帰でストライキは収束しました。
 この映画が2009年12月19日のレイバーフェスタで上映された際に、千葉商科大学の金元重教授から、以下の2点の解説がありました。一つは企業側がこの大量解雇に踏み切った理由は、非正規社員の正規採用を義務付ける「非正規職保護法」の施行が翌日にあったことと、もう一つはこの映画は正規職の労働者が加わった既婚女性労働者の闘いであったことです。
 日本との共通点に気がつく映画です。日本国憲法の男女平等や労働者の団結権・団体交渉権・団体行動権の現状をあらためて、考えさせられた作品です。
 2009年の上映開始から、今年も各地で上映会が続いています。ご覧ください。

外泊 上映情報

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