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映画「冬の兵士」


                              
T・S

 1971年、ベトナム戦争の帰還兵が、ウインターソルジャー(冬の兵士)という名称の証言集会を開き、ベトナム戦争の実態を告発し、軍の撤退を要求しました。今、アメリカは同じ過ちを繰り返していると、イラクの帰還兵は2008年、イラク戦争の体験を証言する、同じ名称の証言集会を開催しました。
 この映画は、その証言集会を中心に帰還兵へのインタビュー、イラクの画像などをもとに日本人ジャーナリスト・田保寿一さんが製作したものです。
 映画はアメリカ公文書館でのイラクの帰還兵たちの独立宣言の朗読で始まります。彼らは、自らを愛国者といいます。愛国者は逆さまの国旗を掲げ、米国の危機を訴えます。
 帰還兵は自らのイラクの体験を語ります。兵士は非戦闘員である市民を攻撃してはならないことなどが定められた「交戦規定」のカードを携帯します。その内容が頻繁に変更になり、司令官の命令で一般市民とわかっていても攻撃することがあると証言します。
 イラク戦争開始を正当化する理由であった大量破壊兵器が実在せず、それは「誤った情報」であったと、ブッシュ前大統領は現職当時に認めました。しかし、現地では、兵士が一般市民を殺害しても、それをテロリストであるとごまかし、情報の捏造が継続的に行なわれています。イラクへの派遣はその国民のためのはずでしたが、米軍は一般市民と敵兵の区別ができず、やみくもに一般市民を無差別攻撃し、ますます敵を増やしています。
 兵士たちは帰国後にも、心身に大きく深い傷を残します。ある帰還兵は、足を失ったことから、精神的に病み、妻との殴りあい、離婚、失業、ホームレスとなった不幸な状態を赤裸々に語ります。
 戦争は戦地の人々を傷つけるだけでなく、戦争を仕掛ける国の国民をも様々な形で傷つけています。
 米国同様、日本でもイラクの実態はマスコミで報道されることは少なく、国民にあまり知らされていませんが、この映画は、2009年春から、日本各地で上映会が開催され、人々に伝えられ始めています。

【映画情報】
 制作・発売:冬の兵士製作委員会 田保寿一
 2009年製作 80分
 公式サイト
 DVD購入先はこちら
  3000円(税込み)

当サイトのシネマDE憲法では、イラク帰還兵の活動については、映画「アメリカ帰還兵IVAW イラクに誓う」を紹介しています。

当サイトの今週の一言に掲載した「おおいに語ろう、自衛隊イラク派兵違憲判決」で自衛隊イラク派兵違憲訴訟弁護団の事務局長の川口創さんと所長伊藤真が対談しました。(前半後半

また、今週の一言で「イラク人と友だちになろう!」PEACE ON 相澤恭行さんも掲載しています。

 
                              

 

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