法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>

 

「南京・史実を守る映画祭」(12/13、東京世田谷)


                              

 1937年12月13日に起きた日本軍による南京での虐殺事件に関して、事実を歪曲し歴史から抹殺しようする動きがあります。南京事件を題材とした映画はありますが、さまざまな圧力もあり、日本では上映されません。これを憂いた人たちが、事実を忘れず、日本の中で広めてゆくために、自らの手で南京虐殺事件をテーマに映画祭を開催しますので、紹介をさせていただきます。
 以下、主催者の南京・史実を守る映画祭実行委員会からのお知らせです。
(法学館憲法研究所事務局)

 「南京大虐殺」と聞いて、どれだけの人々が具体的に事件のイメージを語ることができるでしょうか。日本では、南京大虐殺という事実は、公の場であまり語られることはなく、学校教育でもほとんど取り上げられず、どこか、事件に触れることがタブーであるかのような空気が作られているようでもあります。
 事件をめぐっては、戦後になっても何度かの裁判が提起されてきました。その中には、事件の証言をする人々に対する「偽者」呼ばわりがきっかけになったものも多くありました。中国人の被害者である夏淑琴さん、李秀英さん。事件そのものの証言を報じた本多勝一さん。事実は必ず勝つ、という言葉のとおり、これらの裁判では真実が勝利し、事件はなかったとする人々の主張はすべて、疑似科学や単なる読み物レベルの俗論に過ぎない、ということが白日の下に晒されてきました。しかし、事件はなかったとする勢力が沈黙することはなく、それどころか、事件について公の場で触れることそのものにまで、攻撃の手を伸ばしてきました。
 事件を描いた「南京1937」は、その上映が右翼によって暴力的に妨害され、上映する劇場のスクリーンは、右翼によって切り裂かれました。 日本の大手映画会社によって、日露戦争や太平洋戦争の映画が次々と作られる中にあっても、日本軍による中国大陸での残虐行為を描いた映画はほんのわずかしかなく、南京大虐殺を描く映画は皆無、という状態です。
 この間、諸外国では南京大虐殺をテーマにした映画が数多く制作され、公開されているのに、事件の当事者である日本の国内では、南京を描く映画は作られていないのです。
 映画「靖国」の上映に至るまでの経緯を振り返るとき、このような状況は「暴力と、それを恐れるが故の自粛」によってもたらされる、言論の自由の危機だとはっきりいえます。これは、断じて容認することはできません。
 そこで私たちは、映画配給会社がやらないのなら私たちがやってしまおうと決意し、南京大虐殺をテーマとする映画を集めて映画祭を開催することにしました。映画祭の概要は、次のとおりです。

■ 南京・史実を守る映画祭 ■

【日時】 2009年12月13日(日) 10:00開場
【場所】 世田谷区民会館ホール
     世田谷線 松陰神社前駅または世田谷駅各徒歩5分
【料金】 前売券900円、当日券999円。

 ※ 一作品ごとに入れ替えを行います。
 ※ 前売券の購入方法はこちらをご参照ください。

【プログラム】
10:30-『南京』(88分)
13:00-『アイリス・チャン』(103分)
15:00- シンポジウム
 ※ゲスト:鈴木邦男さん(一水会最高顧問)、武田倫和さん(映画監督)
 ※映画祭チケットご購入のすべての方が入場いただけます。
16:30-『南京・引き裂かれた記憶』(85分)
18:30-『チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道』(125分)

【作品紹介】
『南京』(NANKING)/ビル・グッテンタグ監督 (2007年/アメリカ/88分)
南京市に残留した欧米人の視点で描く南京事件。手紙・日記を基にした朗読劇を中心に、当時の映像や生存者・体験者のインタビューを織り交ぜて構成される。

『アイリス・チャン』(Iris Chang : The Rape of Nanking)/監督:ビル・スパヒック、アン・ピック(2007年/カナダ/103分)
アメリカで大きな話題を呼んだ『Rape of Nanking』の著者アイリス・チャンが、同書を執筆、そして死に至る過程をドキュメンタリー仕立てで描写。

『チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道』(THE CHILDREN OF HUANGSHI)/ジャー・スポティスウッド監督(2008年/豪・中・独/125分)
南京事件を潜り抜けたイギリス人ジャーナリスト ジョージ・ホッグは、日本軍の侵略から逃れるため、黄石の中国人孤児60人を連れて濾州へ向かう。日中戦争の秘話を映画化した感動作。日本初公開。

『南京・引き裂かれた記憶』 武田倫和監督 (2009年/日本/85分)
南京事件を追いかけてきた松岡環さんの約10年に渡る取材より、中国人被害者6名、元日本軍兵士7名のインタビュー映像。交わることなかった被害者と加害者の「引き裂かれた記憶」を重ね合わせることにより、南京大虐殺の実態に迫る。

主催:南京・史実を守る映画祭実行委員会
お問合せ:nankin-eigasai-owner@yahoogroups.jp


*当サイトの「今週の一言」では、以前、石山久男さん(「南京への道・史実を守る会」呼びかけ人の一人)に南京事件について語っていただきました。こちら
 また、「アジア・太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む集会」実行委員会事務局長の中竹忠浩さんにも、「戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む」を語っていただきました。こちら

 
                              

 

[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]