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映画「ガーダ パレスチナの詩」


                              
H・T記
ジャーナリスト、古居みずえさんがパレスチナの女性を映したドキュメンタリー映画で、第1回監督作品です。
数年前、あるビジュアル・ジャーナリストの発足イベントで、古居みずえさんを知りました。「37歳の時、原因不明の関節リウマチに襲われ、1ヶ月後には歩行器なしで動けなくなった。真剣に人生に向き合っていなかった自分を悔やんだ。諦めかけた時、薬が奇跡的に効いた。『一度きりの人生。何かを表現したい』その時、写真展でパレスチナ問題に出会った。会社員の生活にピリオドをうち、ジャーナリストとして生きようと思った。1988年から戦火のパレスチナに単身入って住民と共に生活を始めた。同じ視線で報道するためには、そうするのが一番だった」。生と死が背中合わせの日常になっているパレスチナでの生活。映像を紹介しながら当然のことのように語る古居さんの姿は驚異でした。

古居さんは、パレスチナの難民キャンプの内側から、17年余りに渡って単独で500時間カメラを回しました。それを1本のドキュメンタリー作品としてまとめたものがこの映画です。

古居さんは、ガザの難民キャンプで、ガーダという23歳の一人の女性に出会いました。映画は、ガーダの23歳から35歳までの、結婚、出産、そして自ら故郷への旅を歩み始める現在までが描かれています。ガーダは、イスラムの古い慣習の残るパレスチナ社会で、自立を探求します。さらには、イスラエルによって土地を奪われる以前の、パレスチナの人々の暮らしを求めて聞き書きの旅をはじめます。また、歌い継がれてきた素朴な詩歌を掘り起こし、次の世代にパレスチナの記憶を伝えようとします。ガーダは、古居さんを知り、成長します。その意味では二人の合作ともいえるかもしれません。
日本とは対照的なパレスチナで、しかも男社会の中での草の根の女性同士の交流。日本国憲法が想定している本当の意味での国際貢献が、「現実」の形に結実している姿を見ることができるのではないでしょうか。

【映画情報】
制作:2005年 日本
撮影・監督:古居みずえ
製作:安岡卓治/野中章弘
時間:106分
主な出演者:ガーダ・アギール(23歳−35歳)/ガーダの祖母ハディージェ(75歳)/ハリーマ・シュビーア(100歳)/ウンム・バシーム(67歳)
上映情報:渋谷 UPLINK Xにて上映中
京都、千葉、川越、高松で自主上映(詳しくはこちら
公式HP 

                              

 

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