法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>

 

映画「東京原発」


                              
H・O記
多くの人々が原発の危険性を感じていますが、その誘致に反対する世論はあまり盛り上がりません。原発は人口過密地域につくられるわけでないので、都市部に住む人々に原発に反対する声が広がらないからだと言えましょう。実際に原発による電気を使っているのは都市部の人々の方が圧倒的に多いにも関わらずに。
こうした実情をふまえ、果敢に問題提起したのがこの映画だと思います。原発が誘致される地域の住民数が多いところだろうと、少ないところだろうと、原発の危険性はそこに住む一人ひとりにとっては同じです。犠牲が出る場合を想定して人口の少ない地域に原発を誘致するということをどう考えるか。このような施策は日本国憲法の「個人の尊重」の理念ふまえて、考え直されるべきものと思われます。映画からもこのような趣旨のメッセージが発せられています。それは、行政当局などへの問題提起であるとともに、私たち国民一人ひとりに呼びかけられたものです。
映画には、国民は我が侭で事なかれ主義だと言って実際に悲惨な思いをしてみないとわからないという主張などもありました。そのような考え方には同調できません。しかし、全体として、原発問題についての大胆な問題提起を意欲的におこなった映画として、多くの人々に観てもらいたいと思います。

【映画情報】
製作年度 : 2002年
上映時間 : 110分
監督脚本 : 山川元
出演   : 役所広司 、段田安則 、平田満ほか

                              

 

[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]