法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>

 

テレビ『さとうきび畑の唄 完全版』

H.T 記
                                                           

  ざわわ ざわわ ざわわ
   広いさとうきび畑は
   ざわわ ざわわ ざわわ
  風が通りぬけるだけ

 アジア・太平洋戦争の末期の沖縄での地上戦の悲劇を歌った「さとうきび畑の唄」は、淡々と、感情を抑えて歌うのがふさわしい。
 そう、嵐の如く絶叫したい想いを秘めて、夏の海風のようにさらっと。これはなかなか訴えかける。
 戦争から4半世紀経った1975年に、ちあきなおみがあの乾いた声で歌った。
 それからまた4半世紀。今は森山良子が透きとおった声で歌っている。

 ここで紹介するのは、この唄をモチーフにしたドラマだ。だから、戦争ものでありながら、あまり深刻なタッチでなく、構えずに入っていける。これは去年の9月に見た時の感想だ。
 今夏、その完全版が見られる。
 
 ストーリーはこうだ。沖縄・那覇で写真館を営む幸一(明石家さんま)は、妻美知子(黒木瞳)と5人の子どもともに、幸せに暮らしていた。望みは家族みんなで笑って暮らすことだけだった。しかし、米軍の上陸が始まると、幸一や子どもたちも戦争に出ていく。やがて幸一は、負傷した米兵を殺すように命じられる。幸一は言う。「私にはできません。私はこんなことをするために生まれてきたのではないんですよ」
 
 風は今日も当時と同じように吹き抜けていく。風はどこへ幸一の生命を運んで行ったのか、教えてくれない。しかし、その風は私の心の中を今でも通り抜けているような感じがする。人を殺すこと、殺されることの意味を伝えるさとうきび畑の香りを乗せて。
 
 飄々と笑っていたさんまの演技に最初違和感を覚えていたのは、理解不足なのかもしれない。黒木瞳、仲間由紀恵は新鮮に見えた。

【放送】 TBSテレビ 8月4日(水)午後9時〜11時39分
【脚本】 遊川和彦
【他の出演者】 上戸彩 坂口憲二 オダギリジョー

                                                           

 

[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]