教員が集う 中高生のための映像教室 『憲法を観る』
 
 
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第20回『いかそう日本国憲法 −第九条を中心に』
2011年12月5日
 

 他の「普通の」国とは異なり、日本の憲法は第9条で、戦争を放棄し、戦力を持たないことを定めています。このユニークな規定が、なぜ、どのように生まれ、それが日本社会にどのように役立ってきたのかをたどる本です。憲法が制定された後、やがて日本に自衛隊が誕生しました。自衛隊は憲法9条に違反する組織ではないかと言われましたが、その規模はどんどん拡大してきました。この「矛盾」した状況をどのように見たらよいのかを考えさせてくれます。
 1994年に書かれた本ですので、9条をめぐるその後の展開(自衛隊の海外への派遣の進展、自衛隊の「戦地」への派遣、有事関連の法律の制定、など)については別に学ぶことになりますが、9条の基本的な考え方や世界の歴史の中での9条の意義などを理解させてくれる本です。

 
【書籍情報
1994年、岩波書店から岩波ジュニア新書として刊行。著者は憲法学者・奥平康弘さん。定価は本体740円+税。