教員が集う 中高生のための映像教室 『憲法を観る』
 
 
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中高生たちの勉強や学校生活などの現状をふまえ、現場の教員の方々と共同製作しました。
わかりやすい言葉とインパクトのある映像で憲法の基本的な考え方を理解できる教材です。生徒たちが自信と問題意識を持って、主権者として成長していくことを願う内容になっています。

「ガイドブックの目次」はこちら >>>

   
 
(それぞれ約20分)
   

第一章「自由に生きるって?」〜個人の尊重・自由権(10〜24条、29条)
1.学校でのイジメの例とその問題点、「個人の尊重」など憲法の考え方を学ぶ
 
『いじめから友達を守る会』は、いじめの現状とその問題解決に向けた取り組みを行っていた。
「いじめは憲法で保障している基本的人権の何を侵害するものなのか?」
「学校生活において、誰もが持っている子どもたちの権利とは…?」
この問いに、代表の岡本豊さんはズバッと答える!
2.学校づくりへの生徒参加の例と教訓、意見を述べる権利などを学ぶ
 
校庭で男子生徒が「ルールを守ることは大事だけど、憲法には『すべて国民は、個人として尊重される。』って書いてある! 一人ひとりが個人として尊重されるっていうことと、お互いにルールを守るということ、これをどう考えたらいいんだ!」と叫び、とある高校の三者協議会の様子が紹介される。また、結婚や外国人の権利をどう考えるかを提起。
 
第二章「こんな時、どーしょう」〜卒業後、社会権(25〜28条)
1.悪徳商法の例、消費者保護システム、消費者の権利に関わる憲法の考え方を学ぶ
 
若者に被害が多いキャッチセールスやアポイントメント商法。
電話で若い女性が言葉巧みに呼び出され、事務所で強引に契約をせまられる。
女性はどうするのか?

「インターネットショッピング」、「資格商法」「マルチまがい商法」
「ネガティブオプション」、「デート・メル友商法」など、現在の悪徳商法に専門の司法書士がその解決法、予防法を伝授。
2.現在の労働現場の実態と問題点、勤労権と団結権・団体交渉権など憲法の考え方を学ぶ
  昨今の厳しい雇用情勢を伝える新聞記事、街に溢れるフリーターの姿。

(あるアルバイトのケース)
鈴木さん(仮名)は、残業代の未払いで会社と衝突、そこで「労働組合に相談だ!」地域の労組へ行くと…。
バイト先の会社と組合の団体交渉(実録)を収録。

2004年9月6日、日本プロ野球選手会がストライキを実施した。プロ野球にも労働組合があった。その成り立ちと闘いをプロ野球選手会事務局長が語る。
 
第三章「地元をつくる」〜地方自治(92〜95条)
1.住民から要求の具体例、住民自治など憲法の考え方を学ぶ
 
奈良県下市町、地元の普通中学校に通う車イスの少女谷口明花さん。楽しく学校生活を送っているが、当初、普通中学校への入学は叶わなかった…。
特別支援学校への入学通知が届き、彼女と両親が突如直面した問題とは…。
2.行政施策計画の立案や国民生活向上などにあたる役所と公務員の仕事の具体例、
憲法が想定する行政の役割を学ぶ
 
豪雪・貧困・多病を抱えていた岩手県沢内村。しかし、日本で初めて老人医療無料制度を実現した村。旧沢内村役場の関係者が語る住民と自治体が一体となってとりくむ生命行政とは?住民一人ひとりの生命を守り、生活と権利を大切にしていく行政が今も受け継がれているのはなぜか?

 
第四章「民主主義ってなに?」〜国会・内閣・裁判所(31〜91条)
1.税制と国家予算の問題点、憲法が想定する納税者の権利と国会の役割を学ぶ
  国会で答弁する鳩山首相。すると男子生徒Aが「政府が変わったよね! 国会での多数が政府をつくるんでしょう。そうすると、政治は政府のいう通りに進むっていうことだよね?」と疑問の様子。
すると1993年の宮沢内閣不信任決議が映しだされる。

2008年度(当初予算)の歳出総額は約83兆円。
私たちが納めている税金がどのように使われるのか?

男子生徒A「おまえ、消費税って公平だと思う?」
男子生徒B「いきなりなんだよ! ん‥。そうだなぁ、みんな同じだけ負担するわけだから公平なんじゃないの?」
男子生徒A「でもさ、あいつの家、姉ちゃんに面倒みてもらってるだろ。こないだ、金持ちと貧乏人が同じ負担だなんて不公平だっていってたぜ!」
男子生徒B「確かにそうだよな。税金にもいろいろあるみたいだし‥」
女子生徒「ねぇねぇねぇ、なんでアタイを無視すんだよ。ところで、 その税金って、何に使われるの?」
男子生徒AB「・・・・・・・・・」

税金の使い道とは?
2.裁判所の仕事や裁判の役割・問題点、憲法が想定する紛争解決や裁判員制度を学ぶ
 
自転車置場で、突然、警察官に職務質問をうける高校生。彼らは、一体何をしたのか?憲法が保障する『被疑者・被告人の権利』『弁護士を依頼する権利』が紹介される。

突然クイズ!『10人の凶悪犯』誰が犯人で誰が無実か分からない。そんな時、あなたならどうする?
足利事件が映しだされ、『供述の不強要』『自白の証拠能力』を紹介。そして、刑事裁判の法廷、裁判員裁判の様子。

 
第五章「国を見張るの?」〜最高法規、立憲主義(前文、9条、11〜13条、97〜99条)
1.憲法の権力制限規範としての意義、立憲主義の民主主義との関係を学ぶ
 
国民の前で就任演説をするオバマ大統領の姿や鳩山政権誕生。
熱狂する民衆。
憲法ナビゲーターが疑問を投げかける「多数決で決まったことって、みんな正しいことなのかな?間違いはないのかな?多数決が原則の『民主主義』って、どうしても多数派(強者)の決定にならざるをえないところがあるよね。でも、少数意見の方が正しい場合だってあるんじゃないのかな。みんなはどう思う?」
そして、ナチスドイツ『アドルフ・ヒトラー』の独裁政治を振りかえる。
2.国民が権利を主張し、政府を動かした取り組みを学ぶ
  イラク戦争の開戦を伝えるニュース、自衛隊がイラク派遣される。
そこに、イラク派兵差止訴訟原告団の活動が徐々に浮かび上がって…。
2008年4月17日名古屋高裁でイラク派兵差止訴訟違憲判決が出された。その原告団が語る憲法の存在意義とは?
 
  1. 本教材の内容と利用方法 P1
  2. WEBサイト「憲法を観る」 P3
  3. 中高生に対する憲法教育への期待  
    「個人の尊重」
浦部法穂(法学館憲法研究所顧問・神戸大学名誉教授)
P4
    「中学・高校での憲法教育・主権者育成に期待する」
森英樹(龍谷大学教授・名古屋大学名誉教授)
P6
    「中学・高校での憲法教育に求められるもの」
水島朝穂(早稲田大学教授)
P8
  4. 各章の内容と利用方法  
    各章毎
  1)内容と利用方法
  2)ワークシート
  3)内容をさらに充実させるための
    参考資料・補足篇(参考文献紹介)