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「安保法制違憲訴訟(国家賠償請求) 第3回口頭弁論 報告集会(3/3)」開催さる

2017年3月13日

 2017年3月3日(金)、参議院議員会館(東京・永田町)にて「安保法制違憲訴訟(国家賠償請求) 第3回口頭弁論 報告集会」が開催されました。同日、午前10時30分から東京地裁にて口頭弁論が行われ、これを受けての報告集会です。
 冒頭、寺井一弘弁護士の挨拶から始まりました。安保法制違憲訴訟の重要性と、この裁判を戦い抜くことへの意気込みが熱く語られました。続いて、口頭弁論で意見陳述を行った伊藤真・法学館憲法研究所所長(安保法制違憲の会共同代表)、橋本佳子弁護士(安保法制違憲の会常任幹事)、杉浦ひとみ弁護士(安保法制違憲の会共同代表)がそれぞれ、報告を行いました。
 伊藤所長からは、準備書面4「立法不法行為と新安保法制法制定過程の違法性について」の報告がなされ、100ページを超える長大な準備書面の中から、特に、「立法不法行為の判断枠組み」「新安保法制の制定過程の違法性」「憲法判断の順序と裁判所の職責について」の解説がなされ、まさに、違憲判決を導くための論理が展開されました。
 橋本弁護士からは、準備書面5「憲法改正・決定権とその侵害による被害」についての報告がなされました。杉浦ひとみ弁護士からは、前回に引き続き、準備書面5「被害論その2」についての報告がありました。
 この日、原告として意見陳述を行ったのは、作家田島諦さん(ペンネーム、彦坂諦)、元NHKプロデューサー飯田能生さん、パレスチナ難民里親支援の岡本達思さんの3名でした。今回の口頭弁論における原告意見陳述では、傍聴席から拍手が起こりました。裁判では、傍聴席からの発言等は一切禁じられており、拍手も裁判官から注意を受ける可能性があったのですが、裁判官は特に注意することもありませんでした。裁判所が原告に対し、シンパシーを感じていることの表れのように思いました。
 田島さんは、元軍国少年であり、1945年8月15日を境にそれまでの価値観が瓦解し、他の人と同じであることを強制される世の中に対し、強烈な拒否感を語られました。また、飯田さんは、NHKという大企業を退社する決意にいたったジャーナリストとしての矜持について語り、参加者の多くから共感を得ていました。そして、岡本さんは、中東との深いかかわりのなかから、日本がいかに信頼を得ていたか、そして、その信頼を失ってしまったかについて語りました。
 安保法制違憲訴訟は、毎回の期日がたいへんドラマティックであり、示唆に富んでいます。裁判傍聴に参加されることをお勧めします。

(法学館憲法研究所事務局)


 

 

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