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「かわぐち九条の会」の歩みとこれから

2018年2月5日



五十嵐 宏さん(かわぐち九条の会)

 3年前に法学館憲法研究所の公開講座に参加し、その後も公開講座に参加させていただいた、つながりの中で、今回この紙面で一言書かせていただくことになりました。こんな「九条の会」もあるんだなということで、みていただければと思います。

成り立ち
 「九条の会」アピールに呼応して、埼玉県川口市でも、と2005年7月に有志で呼びかけ、当会を立ち上げました。今年で13年目を迎えています。川口市は1962年公開の吉永小百合出演映画『キューポラのある街』で知られた「鋳物」の町です。現在、当時の様子とは大きく変わりましたが、保守風土の強い街であり、そのような街で、どうしたら日本国憲法とりわけ第九条を守る声を広げることができるか考えてきました。また、私たちの主体的な力量の問題もあります。その点では、心寄せる人たちが無理をせず楽しく参加できる会にしたいと考えてきました。

活動
1.事務局会議 
 毎月第一火曜日と第三火曜日の夜2時間ほどの事務局会議を開いています。 今年の1月末で286回を数えます。事務局員は現在12人です。
2.呼びかけ人 
 川口市で著名な方たちになっていただいております。1964年東京オリンピックの国立競技場の聖火台をつくった鋳物師の鈴木文吾(故人)さんもその一人です。そのほか漫画家、元学校長、病院長、医師、弁護士、オーケストラの団長、牧師、建設会社社長、看護師、水泳コーチ、囲碁同好会役員、野球審判指導員、ジャーナリストなど、54人の方が呼びかけ人になっています。
3.催し 
 年2回、当会としては大きな催しを開催し、憲法九条・平和を守ることの大切さを呼びかけてきました。早春に「総会と記念講演」、秋に「平和と文化の集い」。会場はJR川口駅からすぐ来れる400人ぐらい入るホール・部屋を借りてやってきました。講師には、平和を大切にされ、広く知られている方にお願いしてきました。これまでの講師は、総会の講演で、野村路子(コピーライター)、尾瀬あきら(漫画家)、辻井喬(詩人作家)、仙波藤吾(元日本兵)、湯浅誠(反貧困ネットワーク事務局長)、渡辺治(一橋大学名誉教授・九条の会事務局)、青木努(弁護士)、小森陽一(東京大学教授・九条の会事務局長)、鎌田慧(フリーライター)、肥田舜太郎(医師・埼玉県民医会長)、10周年集会で再度、野村路子・小池清彦(加茂市長・元防衛庁教育訓練局長)・伊藤千尋(フリージャーナリスト・元朝日新聞記者)、斎藤貴男(ジャーナリスト)。平和と文化の集いで、小池清彦、品川正治(経済同友会終身幹事)、森永卓郎(獨協大学教授・経済アナリスト)、香山リカ(精神科医)、谷山博史(日本国際ボランティアセンター代表理事)、愛川欽也(俳優・映画監督)、鎌仲ひとみ(映画監督)、山本コータロー(歌手・白鳳大学教授)、孫崎享(元外務省国際情報局長)、飯田美弥子(弁護士)、金子兜太(俳人)、海老名香葉子(エッセスト・作家)。(敬称略)各催しではゲストを招いて講演前に演奏などをしてもらっています。
 催しに当たっては、そのつど各新聞社に報道要請、また市長、教育委員会、商工団体、医師会、鋳物工業組合、緑化団体などを事務局で分担して訪問し、紹介と参加要請をしてきました。参加者は200名〜300名くらいです。
 情勢に合わせて学習会も開催してきました。直近では、昨年12月に「日本国憲法と自衛隊」「安保関連法は日米ガイドラインを具体化する違憲立法」「北朝鮮問題を考える」のテーマで事務局の3人が分担して講演をし、参会者とグループ討論をしました。
4.会員と会報
 会員数は、亡くなった方も含めて、あと1000名まで一桁というところまできています。年会費をいただいております。必ずしもそのつどの納入が全員ということにはならないのですが、カンパの協力もいただて費用をまかなっています
 会員さんには年4回冬・春・夏・秋に、A3判二つ折り4頁の会報を他のチラシなどと合わせて送っています。また、催しの近くになったら、チラシ案内と別に葉書で案内し、そのあとに会員さんに事務局で分担して電話でお誘いもしています。各種署名用紙なども郵送で送り、私宛を気付にして郵送料自己負担で送っていただいています。
5.宣伝
 毎月「9の日」に川口市の4つのJR線の駅を順番に回って夕方に宣伝してきました。年12回計150回ぐらいになります。参加者は5、6人が中心です。宣伝では、プラカートを持ち、A4判のチラシに、毎回情勢に合わせたテーマの記事をタイトル的に表に書き、裏には必ず「新しい憲法のはなし」(昭和22年発行教科書)の『六 戦争の放棄』の部分と「日本国憲法第二章戦争放棄」の条文を書いたものを配布してきました。各回、数十枚から百枚くらいの配布になっています。
 「『アベ政治を許さない』のスタンディング」の呼びかけに呼応し、私どもも川口駅で数回ではありますが、スタンディングをやってきました。
 最近SNSに長けた人が事務局に入り、当会の情報をネットで配信しております。
 『かわぐち九条の会 ブログ』『かわぐち九条の会 Twitter』を開いて見てください。平和に関するかわぐち九条の会以外の情報も紹介しています。

これから
 これまでの活動をより充実させていきたいと思います。
 2月18日(日)には埼玉県・川口駅徒歩3分の会場「キュポラ4F市民ホールフレンディア」 にて法学館憲法研究所所長・伊藤真さんの講演を予定しております。
 テーマは「今、改めて憲法を考える…9条と自衛隊等 安倍政権の目指すものを視野に入れて…」です。 
 「安倍9条改憲NO!全国市民アクション3000万人署名」の取り組みを強化します。 昨年秋、署名用紙の「取り扱い団体」欄に私気付で「かわぐち九条の会」名を記入した署名用紙を全会員さんに郵送し、取り組みをお願いしました。署名されたものが戻ってきていますが、伊藤真さん講演会のお誘いとあわせて会員の皆さんに様子をお聞きしながら、さらに全会員の皆さんと一緒になって取り組みを進められるようにしていきたいと思います。
 川口市は人口60万人を数えています。その中で、地域ごとの顔の見える地域九条の会の活動が求められています、現在は川口北東部に一つですので、その広がりを求めたいと思っています。
 大まかに当会をご紹介しましたが、安倍9条改憲NO!憲法九条を生かす日本の政治で平和を守るために、全国連帯でともがんばりたいと思います。

かわぐち九条の会 ブログ
かわぐち九条の会 Twitter

◆五十嵐宏(いがらし ひろし)さんのプロフィール

1943年山形県米沢市生まれ。
東京教育大学教育学部教育学科卒。川口市立中学校教員歴任。
退職後、「かわぐち九条の会」立ち上げに参加。現在共同代表の一人。



 



 
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