法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

今週の一言

 

原発、憲法…理想を現実に ― 自分に出来る事を考えながら

2013年1月21日



橋本美香さん(シンガーソングライター・制服向上委員会会長)

――昨年結成20周年の迎え最長を誇る女子グループアイドル「制服向上委員会」の会長であるシンガーソングライターの橋本美香さんにお話を伺います。全国を飛び回って、元気いっぱいに大活躍しておられますね。

(橋本さん)
はい。「制服向上委員会」(略称:SKi)は、「清く正しく美しく」をモットーに結成され、おかげ様で今年21年目に入ることができました。SKiは、社会活動を重視してメッセージソングも多くライブやボランティア活動を行って来ました。各地の憲法や脱原発などのイベントでも歌い、官邸前の抗議活動にも参加しました。
私は、15歳のときにSKiに入りました。10代のときに、SKiの社会活動の一つとしてベトナム戦争の傷跡を自分たちの目で見ようと思いベトナムを訪れ、米軍に撒布された枯葉剤の被害に苦しみながら社会復帰を目指してリハビリを続けている「平和村」の子供たちと出会いました。戦争のない時代に生まれた私たちですが、戦争が終わっても後遺症に苦しんでいる方がたくさんおられることを日本の若者にも伝えたいと思い、ベトナムレポート展を開催致しました。イラク戦争のときは「World Peace Now」という歌を作って反戦集会で歌ったりしました。
メッセージソングとしては、憲法9条について歌う「理想と現実」、原発に反対する「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」「原発さえなければ」「胡蝶の夢」、その他世の中の問題に関する歌が多くあります。
ボランティアとしては児童養護施設や知的障がい者授産施設などを訪問させて頂き、一緒に歌ったり遊んだりして楽しい時間を過ごす活動を長年続けてきています。1997年には「SKi基金」を作り、寄付して頂いたお金に責任を持って自分たちの手で届けに行くことも続けています。

――脱原発のことは大変熱心に採り上げておられますね。

(橋本さん)
原発の問題は、3.11に原発事故が起きるまでは全く知りませんでした。ですが、その時々の世の中で起きている問題を歌にしてきたSKiとしては、原発をなくしていく歌を歌うことは自然の流れでした。メンバーは10代で、原発のことは詳しく知らないのになぜ歌うのかという非難を受けたりもしていますが、放射能の被害を受けるのですから、自分たちの生活に関わる大きな問題として歌い続けています。原発は難しい問題ですが、音楽にすると耳にも残るでしょうし、明るく歌うというのも一つの表現だと思っています。
今回の事故で、多くの国民は原発の恐ろしさを目の当たりにして原発は良くないと考え立ち上がりました。そういう国民の声を無視して原発を再稼働させる動きには恐ろしさを感じます。
福島県の双葉町の方々は現在も多くの方が埼玉県加須市の騎西高校に避難しておられます。先月訪れたときも、未だに剣道場や柔道場などの段ボールで仕切られたスペースで集団生活していらっしゃいました。原発事故で被害を受け避難している方は全国にたくさん散らばっています。そのような方たちへの補償や賠償もままならないまま、原発を推進するなんて信じられないです。先に補償をしっかりとするべきです。

――憲法の話になりますが、第9条を「理想」と「現実」という視点からテーマにした「理想と現実」の歌をイベントでお聞きして、大変感動しました。歌詞の最後に「人の現実に合わせるのでなく 理想の人間を追い求めたい 理想の実現のために生きること それがほんとうの人の現実なのだから それが理想の現実なのだから」とあります。「理想の現実」というフレーズは鮮烈ですね。

(橋本さん)
例えば、"戦争をなくすのは無理だよね"と言っている間は戦争は、ずっとなくならないと思います。理想を実現させるために、出来る事をしていく。
 学校教育では、憲法のことは多少の知識として教育されるだけで、憲法を身近に感じながら生活されている方はまだまだ少ないのではないでしょうか。これからの日本は、憲法が身近に感じられるような国にすることがとても重要だと思います。9条があるからこそ戦争のない今の日本があると思うので、平和を守るためには9条は変えてはいけないと思っています。

――これからの抱負などをお聞かせください。

(橋本さん)
憲法のことにしても、社会で今起きていることにしても、他人事でなく自分の問題として、自分に何ができるのかを考えながら「何を訴えるか」というメッセージを大切にして歌にし、少しでも多くの方々に聞いていただけるよう、活動を続けて行きたいと思います。
私たちのレパートリーは1300曲以上ありますので、ライブを是非見ていただきたいです。詳しくは、制服向上委員会のオフィシャルサイトの「スケジュール」をご覧ください。私は、直近では1月27日(日)に東京・三軒茶屋の「from earth cafe"HANA"」にて、「 〜 人として女性として。生き方・見え方を考えるLIVE & シンポジウム 〜 橋本美香LIVE」というギター弾き語りライブを行います。ぜひいらして下さい。

――お忙しい中、大変ありがとうございました。益々のご活躍を祈っております。

◆橋本美香(はしもと みか)さんのプロフィール

シンガー・ソングライター。ソロ活動を中心に制服向上委員会の会長として活動。2011年にソロ2ndCDアルバム『グレイトフル・デッドを聴きながら』をリリース、2012年に著書『脱がない、媚びない、NOと言えるアイドル』を出版。「原発さえなければ」「胡蝶の夢」といった社会への問題提起楽曲を始め、寺山修司やBOB DYLAN、GRATEFUL DEAD 他カバー曲も多数、ギター弾き語りスタイルでライブ活動を行っている。脱原発アクション、憲法を守ろう他多数の市民アクションに参加している。


<法学館憲法研究所事務局より>
 「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」のCD及び「理想と現実」(「西暦20X0年」も収録)のCDを定価各1000円にてご購入いただけます。お申し込みは、名前、住所、電話番号、注文されるCD及び枚数をご記入の上、法学館憲法研究所まで、メール(info@jicl.jp)もしくはFAX(03−3780−0130)でご連絡ください。代金を振り込む郵便払込取扱票とともにお送りします。
 代金は現物が到着した後、郵便局から郵便払込取扱票で送金してください。
 送料については、3枚以上お求めの方は研究所で負担させていただきます。2枚までお求めの方は送料をお買い求めいただく皆さんにご負担いただきます(1枚の場合80円。2枚の場合160円)。



 
[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]