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世界の子どもたちの人権を考える一日に 〜 11月20日は「世界子どもの日」

2010年10月11日

浅井美絵さん(ヒューマンライツ・ナウ事務局)

 

みなさんは、「世界子どもの日」をご存知でしょうか。

1954年12月4日、国連総会は全ての加盟国に対して、「世界子どもの日」を制定することを勧告しました。この勧告の採択後、1959年11月20日に「子どもの権利宣言」が、また1989年の11月20日には「子どもの権利条約」が採択されました。 以来、11/20は国際的な子どもの日、として世界で親しまれています。(※「世界子どもの日」制定の具体的な日付は各国政府の判断にゆだねられました。そのため、日本は端午の節句として馴染みがあった5月5日がそれに当てられています。)

その後「子どもの権利条約」は、193もの国と地域が参加する条約へと成長しました。採択されてからの約20年間で、子どもたちを取り巻く状況は、多くの面で改善されました。例えば5歳未満の子どもの死亡数。1990年には年間1,250万人だったものが、2008年は880万人にまで低減されました。(ユニセフ「世界子ども白書特別版」)。「子どもの権利条約」の発効によって、「子どもの権利」という概念が世界中で共有されただけでなく、その実現に向けて各国が具体的な行動を起こした成果が現れた、といえるでしょう。

しかし、今もなお、世界のさまざまな地域で、子どもたちを取り巻く多くの問題があることも事実です。まだ多くの子どもたちが、紛争・飢餓・環境破壊・人身売買・児童労働などにより、苦しんでいます。

ヒューマンライツ・ナウが出会ってきた子どもたちも、そんな中の一人一人でした。

インド、ラジャスターン州で出会った女性は、女の子だから、という理由で、学校に行かせてもらえませんでした。そして、彼女は14歳のときに、親の取り決めにより、結婚させられました。結婚の意味も、夫が誰なのかも知らないままに。

ビルマの学生は「ある日、自分の村に軍隊が来て、家を没収された」と話してくれました。軍隊にはさからえないので、彼の村の人達は自分の家を後にし、避難民とならざるをえませんでした。別の学生は「紛争がしょっちゅう起こり、自分の民族がどんどん殺されている」と語ってくれました。

インド、メガラヤ州の炭鉱で働く男の子は、ネパールから来ました。彼は、今12歳。8歳の時に連れてこられてから、ずっとこの炭鉱で炭を掘っています。作業現場は危なく、一緒に働く子どもたちの多くが怪我をしたり死んだりしています。でも、自分の国に帰る方法がわからないので、毎日石炭を掘り続けるしかありません。

「世界子どもの日」は、世界中の子どもたちの相互理解を促進し、子どもたちの福祉を増進させるために制定された、記念すべき日です。なによりも、子どもたちが安心して生きられる環境を作っていく義務を負っているのは、ほかならぬ私たち大人です。

子どもたちのためにより良く、より安全で、より平和な世界を築きたい。その想いを5kmのラン&ウォークに変えて世界の子どもたちに届けませんか?

世界の子どもたちの人権を考える一日に、そして行動をスタートする一日に。

『世界子どもの日』チャリティー5km ウォーク&ラン2010
●開催日:11月20日(土) 
●開催時間
開会式 ウォーク 9:00 /ラン 9:40
スタート ウォーク 9:40/ラン 10:30 
閉会式 11:30
●開催場所:皇居周縁
●参加費用   
大人 5000円
学生 2000円(中学生以上)
小学生1000円 ※小学生は保護者同伴でご参加ください。
●参加賞
大会オリジナルTシャツほか
大会公式サイト
●主催
特定非営利活動法人 ヒューマンライツ・ナウ
2006年に弁護士・学者・ジャーナリストなどが中心となり発足した国際人権NGO団体です。世界の深刻な人権侵害に対して現地調査・報告・アドボカシーを活動の柱としています。活動のひとつである「子どもの権利プロジェクト」では、カンボジアやインドでの現地調査、カンボジア人身取引禁止法の条文解説作成などに携わっています。子供の人権が守られる日まで、この活動を私たちヒューマンライツ・ナウは続けていきます。

※今企画の収益は、特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウの「子どもの権利プロジェクト」を中心とする人権保護活動に充てられます。


◆浅井美絵(あさい みえ)さんのプロフィール

特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ職員。
1979年生まれ、北海道出身。
国際交流NGOピースボート職員・会社員を経て2009年1月より現職。



 
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