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「知る権利を守る」メディアの持つ責任――フォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPAN

2010年6月21日

山根那津子さん(デイズジャパン)

 

DAYS JAPANはイラク戦争開戦から1年後、2004年3月に発刊されました。
■「人間の命と尊厳」「地球の尊厳」を守る。
■「権力の監視」というジャーナリズム本来の役割を担う。
■「差別、抑圧、飢餓、男性の女性に対する暴力」をなくす立場に立つ。
以上を発刊の礎として、大手メディアではあまりとりあげられることのない事実をドキュメンタリー写真で掲載しています。
 アフガニスタン、イラク、パレスチナなどで民衆が少数者によって引き起こされた戦争に巻き込まれる中、現地に赴き、現状を伝えようとするフォトジャーナリストは多くいるにも関わらず、そうした取材を報道するメディアが日本にあまりにも少ないことに編集長の広河隆一が危機感を持ったことが、DAYS JAPAN発刊の発端です。

 大手メディアでは見る者に痛みを感じさせるような写真は発表されず、情報を受け取る側の都合によって歪められた報道ばかりが溢れています。手の届かない距離にいる人々が、いわれもない苦しみや痛みに虐げられていたとしても、その事実を知ることもなく、放置してしまうという現在の状況を生み出す大きな要因は、このようなメディアの在り方なのではないかと思います。

 DAYS JAPANの一購読者であった私は、縁あって営業部員として働くようになりましたが、当初その内情にとても驚かされました。社員は5名のみで、後は有志のボランティアの力で、DAYS JAPANはなりたっていたのです。
 そして2009年9月、入社とほぼ同時にDAYS JAPANは廃刊の危機からの起死回生をかけた「DAYS存続キャンペーン」に突入し、以前より応援して下さっていた読者の多くが定期購読へと踏み切ってくださったことで、雑誌は一命を取りとめました。しかし、依然危うい状態であることは否めず、存続の危機は常にDAYS JAPANを影のように追っています。
 日本で、このような意義を持つフォトジャーナリズムの雑誌を発刊し続けることは、こんなにも難しいことなのか。問わずにはいられません。
 しかし、DAYS JAPANに寄せられる読者からの激励は、「この雑誌をなくしてはいけない、一度なくなってしまえば代われるものはないのだ」と私たちを奮い立たせます。
 存続キャンペーンで多くの方に力を貸していただいた今、DAYS JAPANは新しい局面を迎えています。
 より多くの方にこの雑誌を、目にしてもらう機会をつくり、雑誌の持つ意義を伝えなければ生き残りはありえない。
 知ってもらうための努力が、以前にも増して必要ということです。
 DAYS JAPANを手にする時、目を覆いたくなるような写真を前に、その現実と向き合うために、覚悟と勇気がいることを、私は知っています。
 覚悟も勇気もなく、笑って読むことのできる雑誌になったなら、その時に初めてDAYS JAPANの存在意義はなくなるのかもしれません。
 しかし、今日人々に知られることを待ち続ける、光の当てられない告発すべき状況はまだまだ絶えることがなく、メディアに課せられる責任は、日に大きくなっています。

 「一枚の写真が国家を動かすこともある」
 「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」
 表紙のこの言葉を、毎号胸に刻み、これからも発刊の為の努力を続けていきます。

フォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPAN 
毎月20日発売
定価820円(本体781円+税)
A4ワイド判 64ページ フルカラー

☆定期購読は、ただ今1000円の値下げ中
色々な特典がついて書店での購入よりも2000円もお得です。
7700円(税・送料込)でご自宅に毎月お届致します。
お申し込みはこちらのページからお受付しております。
DAYS JAPANへのお問い合わせは kikaku@daysjapan.net または03-3322-0233までお願い致します。

◆山根那津子(やまねなつこ)さんのプロフィール

1982年生まれ
第55回ピースボート地球一周クルーズ乗船、
2009年兵庫県神戸市より上京、潟fイズジャパン営業担当として就任。



 
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