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清酒「憲法と人権」を飲む

2010年1月18日

田中 茂さん(弁護士・京都弁護士協同組合専務理事)

1 我ら京都弁護士会では,毎年,自治体などからの協賛も得て,市民向けのイベントとして「憲法と人権を考える集い」を開催しています。このイベントは,京都弁護士会における一大イベントであり,新理事者のもとで,年度当初から実行委員会を組織し,企画を練り,秋に実施することとなっています。
 今年度は,平成21年12月6日(日),国立京都国際会館(京都市左京区)に約1100人の市民の参加を得て,開催されました。
 「戦争の記憶〜君へ伝える。君が伝える。〜」をテーマに,ノーベル物理学賞を受賞された益川敏英教授の講演(演題は「平和について〜理論物理学者は考える」)とインタビュー,さらに,第2部では,「ぼくとわたしが見たオキナワ」と題して,京都の中高生が沖縄の戦跡を訪ね,南風原町で戦争遺跡の案内活動をしている中高生と交流し,戦争を語り継ぐ意味について考えた調査旅行のドキュメンタリービデオ上映とその報告を行いました。
 益川教授は,名古屋大空襲の際,米軍の焼夷弾が実家の屋根を突き破って床に転がった幼時体験を語り,「不発弾だった。爆発していたら死んでいた。」と振り返り,学生時代に平和運動にかかわった経験にもふれつつ,「平和を実現するために,皆さんの強い思いと運動が必要です。」と強調されていました。
 このようなイベントは回を重ねて,実に,今年で39回目となっています。

2 清酒「憲法と人権」は,2005年に,この年度に行う「憲法と人権を考える集い」を盛り上げるために何か記念になるような品物はないかと考え,弁護士会の理事者の発案で生まれたものです。私は当時,京都弁護士会副会長をしており,会長や他の副会長とともに,日頃の厳しい会務の中にあって,いわば息抜き的な仕事として楽しくつくりあげたものでした。
 もともと,その年度限りのものとしか考えておりませんでしたが,以来,毎年,理事者の決裁を経て,このお酒の企画・販売が続けられてきました。早いもので,今年で5年目を迎え,いまや,京都弁護士会にとってはなくてはならないアイテムとなっています。弁護士会内におけるこの時期の催しには,このお酒が顔を出し,理事者が他会などへ表敬する際にもお伴をしているようです。会員弁護士の多くが,このお酒を年末年始の贈答用などにも使っています。
 このお酒は,洛中に唯一存在する造り酒屋である佐々木酒造さん(ここは今をときめく俳優の佐々木蔵之介さんのご実家です。)で造っていただいております。毎年,11月末ころには,出来たての新酒を味わう試飲会を行います。試飲会にはマスコミの方々にもご参加いただき,宣伝をしてもらう約束となっています。
 また,このお酒のラベルは,女流前衛書道家である臼井千里先生に揮毫していただきました。「憲」の字は,大きく目を見開いて物事を見よという意味が込められています。実に味わい深い文字ではないかと思います。
 なお,このお酒の販売面は,弁護士協同組合がこれを担っております。販売期間は2月末までの期間限定となっています。

3 市民の方々からは,弁護士会がお酒を造っていること,売っていることに対する驚きや,名前がお酒に似合わず堅苦しい,などのご意見も寄せられることがありましたが,今となってはすっかり定着した感があります。全国各地から注文が入り,毎年それなりの金額を売り上げております。
 このお酒の販売がいつまで続くのかわかりませんが,これからも,このお酒が「憲法と人権」を考えるきっかけとなり,じっくりとその意味を味わっていただくことを期待しています。
 ご注文は,「憲法と人権」受付係080−5717−9617か専用ホームページまで。

◆田中 茂(たなかしげる)さんのプロフィール

 1994(平成6年)年 京都弁護士会登録
 2005(平成17年)年度 京都弁護士会副会長
 2009(平成21年)年から京都弁護士協同組合専務理事



 
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