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今週の一言

 

1フィート映像作品「軍隊がいた島―慶良間の証言」

2009年6月15日

福地曠昭さん
(「NPO法人沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会」代表)


沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会では、創立25周年を記念して映像作品「軍隊がいた島―慶良間の証言」(38分)を3月に完成致しました。
 沖縄戦から64年が経ちましたが、軍事基地を背負わされている私たち沖縄県民にとっては、ひと時たりとも沖縄戦を忘れることはできません。
 しかし、日本政府は、米軍基地を機能強化し、自衛隊を増強しつつあります。そして、沖縄戦の実相をゆがめ、軍国の美談に塗り替えようとしています。その一例が教科書検定の軍隊による強制集団死の軍命を否決する動きです。
 これに対し、沖縄県民は、教科書検定に抗議する集会に11万6000人が結集して、沖縄戦をゆがめてはならないと反撃しました。
 しかし、政府は、いまだ、沖縄戦の実相を改変する姿勢を崩していません。沖縄県民は、今こそ、沖縄戦の真実・実相を、全国へ、世界へ伝えていかなければならないという決意に燃えています。
 私たち沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会では、沖縄をはじめ全国の皆さんのご協力に支えられて、米国公文書館等から沖縄戦に関するフィルムを取り寄せ、これをもとに、「沖縄戦・未来への証言」(1986年・55分)、「ドキュメント沖縄戦」(1995年・57分)、「沖縄戦の証言」(2005年・35分・日本語版・英語版)を制作し上映・普及して参りました。
 これらの作品は、県内外の学校現場や家庭、地域、各種グループなどで、沖縄戦を知る貴重な資料として、広く活用されてきました。
 25周年を迎えて今、創立時の児童生徒は、今や父母となり、社会の中核です。また、沖縄戦を伝える対象も、当時と比べ、全国的国際的に広げることが強く求められています。
 「軍隊がいた島―慶良間の証言」(監督 謝名元慶福)は、沖縄戦の本質を、沖縄県で初めて米軍が上陸した慶良間諸島での戦争を中心に、住民の視点で考えるものです。あの戦争を体と心で感じ、受け止めて生きている証言者のことばは、痛切で重いものです。
 沖縄に日米の軍隊が増強される中、戦争のない平和な世界を実現させるため、沖縄から軍隊ではなく、戦争の教訓を踏まえた「命どう宝」の思想を、世界に発信することの重要性をふまえ制作いたしました。

◆福地曠昭(ふくちひろあき)さんのプロフィール

沖縄県原水協理事長、沖縄県教職員組合委員長、沖縄人権協会理事長などを歴任。
現在、NPO法人「沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会」代表。


 
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