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今週の一言

 

「ピース・ナイン」私たちは表現する

2006年8月7日

佐藤せいごうさん(「連根の会」事務局長)
突然ですが、「蓮根の穴」って、普通何個開いているか、ご存知でしょうか。 通常は9個です。8個とか10個以上のものもたまにありますが…、蓮根組合ではそんな訳で、毎月9のつく日は、蓮根を食べようという呼びかけをしています。話を戻しますが、この9個の穴こそ21世紀の平和な未来を見通す穴、憲法九条こそ未来を見通すと 私たちは、この蓮根を旗印(*1)にしています。



(*1)

2005年 憲法フォーク・ジャンボリーより
 (2005.8.26)

あわせて、九条を守るみんなの「草の根」を連ねていこうという「連根」、さらには、九条を守る無名人たちが開く連続コンサートの「連コン」という意味もこめ、活動しています。
「連根の会」は、1971年、伝説の中津川フォーク・ジャンボリーを企画運営した、現在フォークシンガーの 笠木 透氏の呼びかけ(*2)により結成され、憲法九条を守る運動を文化で広げていこうと、昨年春に、「プレコンサート」を、そして夏に「05年憲法フォーク・ジャンボリー」を開催しました。



画像をクリックすると拡大します。(*2)

このイベントには、趣旨に賛同したプロや普段は地域の中で活動しているアマチュアのフォークグループなど40近いチームが東京に集まり、自分たちの思いを歌やコントなどに託してアピールしました。特にアマチュアは、南は屋久島から、北は北海道の地から結集し、独自の表現をお互いに披露しつつ刺激し合い、新たな思いをもって、それぞれの地域に帰って、地域版の「憲法フォーク・ジャンボリー」という形で運動を展開しています。シンク グローバリー シング ローカリーが合言葉です。
茨城県では、町内の集会所で「若松町憲法フォーク・ジャンボリー」と町内版で取り組まれました。考えてみたいのは、よく市民ホールなどで何百人、千人単位の学習会や講演会を催すと、だいたい「憲法を守ろう」という思いの人が周辺市町村から集まってきますが、町内の集会所が会場になると数十人単位で、「憲法九条って中味は何だ?」という人も近所のよしみでやってきます。当然町内ですから、みんな歩いて来れます。区長さんにあいさつしてもらって、歌をとおして九条のことを考えるきっかけをつくることができるんです。これからのたたかい方として、この取り組み方は、重要なポイントになると思います。
自分自身もそうなのですが、九条を守る運動において、結果的に「そうだ、そうだ」と共感する人を対象にしてしまうというか、そこまでして手が回らない傾向があります。いかにその先の人に訴えられるかがこのたたかいのカギだと思います。
さらに考えていかなければならないのは、今「九条を守る」ということについて、私たちに求められていることは何かということです。誰か偉い先生の講演会の話を聞いてきて、その言葉を口移しで伝えるだけでいいのでしょうか。必要なことは、自らの思いや心を言葉にして、自らが表現することだと思うのです。たくさんの人たちが表現することで、色々な切り口が生まれ、同じ思いを広げることが可能になるはずです。これこそが文化でたたかうことの意味だと思います。 
改憲を進める側から「理想を言うのはいいが、実際に外から攻めてこられたら、どうするんだ?」と問われたとき、どう答えるのか。「愛する人や家族をまもるためどうするのか?丸腰でたたかうということはどういうことなのか?」ということを考えなければなりません。みんなでとことん討論する必要があります。その答えを必死に求め続けなければならないのではないでしょうか。そしてそれをどう表現するか、一人ひとりに問われているのだと思うのです。そして、それを表現する力が求められています。それこそが、新たな幅をもった共感を生みだしていくのではないでしょうか。
今年の「06年憲法フォーク・ジャンボリー」は、8月18(金)、19日(土)の2日間、上野の水上音楽堂で行われます。今回は全国のフォークグループが地域で新たに「九条への思い」を歌にして、持ち寄って参加することを条件に準備を進めています。同時に連根の会では、全国に「九条のうた」の創作を呼びかけています。「九条への思い」の詩を募集し、入選した詩にみんなで曲をつけ、入選曲を今年のジャンボリー会場で発表します。今年は、♪「伝えよう!この憲法を」「丸腰でいこうぜ」「グッド モーニング」「地球のみんなに」♪という歌が全国に発信されます。初演となるジャンボリーのステージは必見です。
憲法フォーク・ジャンボリーのテーマソングにもなっている♪「ピース・ナイン」が今、全国でじわじわと浸透しています。この歌には、振り付けもあってみんなで歌って踊るとホントに平和な気分になれます。今年の一月にはレコーディングコンサートが開かれCD「ピース・ナイン 憲法9条と生きる人々の歌」(*3)が発表され好評発売中です。ぜひ一度聞いてみてください。

ピース・ナイン  

作詞 笠木 透  作曲 岡田京子 安達元彦

鳩は平和を 運ぶ鳥
九の鳥と 書くのだから
カタルーニャの鳥も
日本の鳥も 
ピース ピース ピースとさえずる
この世は 九で十分なのさ
鳩よ 世界の空で鳴け
ピース ピース ピース ピース
ピースナイン


(*3)CD「ピース・ナイン 憲法9条と生きる人びとの歌」
(2500円)

今年の夏はきっと、さらに熱く燃えることでしょう。憲法フォーク・ジャンボリーは、演奏者、客席、裏方、出店者などみんなでつくるイベントです。会場でみなさんの素敵な笑顔をお待ちしております。
また、楽しい9条グッズも用意していますので、ぜひこちらもご覧下さい。

◆佐藤せいごうさんのプロフィール

1957年茨城生まれ。「連根の会」事務局長 。
日本の食と農を守ろうをテーマとする百姓フォークグループ「ヒューマン・ファーマーズ」メンバー。

 


 
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