法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

今週の一言

 

憲法を職場と生活に活かす
〜千代田平和集会について

2006年5月25日

加藤哲夫さん(千代田区労働組合協議会議長)
 私たちは千代田区ではたらく労働者で千代田春闘共闘をつくっています。労働運動は「人間らしく生き,よりよい生活を求める」という役割をもちますが,それは憲法を生活に生かすことにほかなりません。そしてそれには何よりも平和が欠かせません。憲法を護っていく運動をすすめていくことは労働組合運動の中心課題にならざるをえません。 今国会で「教育基本法」の改悪案が出され,行政が教育内容に介入できるようなものになっています。そして愛国心などを盛り込んできました。9条を変えて「海外で戦争をできる国」づくりにすすむ,それを担う人間を育成する教育に変質させていくねらいがあきらかです。そして改憲を容易にするための「国民投票法案」が用意されています。憲法をめぐる状況は緊迫してきています。
 千代田春闘共闘では,1992年から「千代田平和集会」で平和問題を扱ってきました。今年で15回目をむかえます。いままでの集会の内容には憲法問題が関係しますが,直接的に憲法問題として取り上げたのは,第11回集会「憲法と有事法制とわたしたち」(2002年)でした。講演は「"戦争する国か""平和に徹する国か"」と題した浅井基文明治学院大学教授(当時)でした。第12回集会「憲法と有事法制とわたしたち part2」では,「アメリカの世界戦略と有事法制」(佐藤光雄日本平和委員会代表理事)。第13回「日本国憲法とわたしたち」では,奥平康弘東大名誉教授「憲法を守ることの価値」。そして第14回「日本国憲法とわたしたち part2」では,水島朝穂早大教授の講演で550名が参加しました。講演タイトルは「憲法を変えて何が悪い」というもので,右翼の学習会と間違えそうですが,「憲法を変えたらどうなるか」と踏み込んで対話することが必要との考えで,このようなタイトルになりました。憲法を守るのは誰か,憲法を変えたらどう悪くなるのか,判りやすく講演されました。「憲法とは権力者に守らせるものである。憲法は国民を縛る道具ではなく国家権力者を縛るもの」という憲法の本質について,あらためて参加者に強い印象を与えました。今年が,千代田春闘共闘と千代田9条の会,伊藤塾・法学館憲法研究所の共催でおこなう第15回集会「日本国憲法とわたしたち part3」です。憲法問題が私たちの勝利に終わるまで,このテーマを続けていくつもりでいます。
 13回までの集会規模は100名〜200名程度でしたが,第14回千代田平和集会は800名規模の会場で行いました。これは「戦争をする国」にするのか,「21世紀を平和な日本と世界にするのか」という国民の生きる道にとっても,日本の進路にとっても重大な岐路たっている中で,これまでの水準を大きく超える集会にしていこうと決意したことによるものです。今回の15回千代田平和集会も同規模の集会です。私たち千代田区春闘共闘委員会として,この集会を@日本国憲法の大切さを理解すること,A国民投票になったとしてもたしかな知識を発揮できるようにすること,B各職場に「九条の会」ができるようにすること,という考えで取り組みを進めています。毎月の69行動での宣伝・署名活動,集会や昼デモなどでの宣伝行動,各組合への要請行動などを行ってきました。憲法9条は日本だけでなく世界にとっても大切なものです。すべての国が9条をもてば戦争はなくなります。9条を変えさせないために,多くの人と力を合わせともにがんばっていきたいと思います。第15回千代田平和集会にご参加くださるよう心からお願い致します。

第15回千代田平和集会

内 容…講演「今こそ憲法を考えよう〜今を生きる私たちの責任」
   伊藤 真先生(伊藤塾塾長・法学館憲法研究所長)
 コーラス:合唱団ソレイユ(青い空は,日本国憲法9条,9条,歩くうた)
     憲法コント:青年劇場の劇団員(福山啓子作)
日 時…6月29日(木)午後6時30分開会(6時開場)
会 場…千代田区公会堂(電話3261-1772)《都営新宿線,半蔵門線,東西線「九段下」下車》
資料代…500円
共 催…千代田区春闘共闘,千代田九条の会,伊藤塾・法学館憲法研究所


◆加藤哲夫(かとうてつお)さんのプロフィール

出身単組は千代田区職員労働組合。
千代田区労働組合協議会(略称:千代田区労協=ローカルセンターとして、新聞社、出版社、放送局などマスコミ関係の労働組合、国家公務員の労働組合、中小企業の労働組合など82組合9000名の組織)の最高責任者として今年14年目を迎え活動をしている。

*千代田区労協から次のようなご案内が寄せられています。
「小泉内閣、財界による構造改革・規制緩和などによりリストラが行われ、非正規の労働者が増大、低賃金・長時間労働、医療・年金など社会保章の改悪などで労働者・国民の生活は大変悪化しています。
また、教育基本法・憲法改悪が急ピッチで進められもとで、労働者・国民のいのち・くらし・雇用そして平和を守るため運動をしています。」


 
[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]