法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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今週の一言

 

憲法をめぐる剣が峰の年にあたって

2006年1月2日


法学館憲法研究所所長  伊藤 真


新年おめでとうございます。
今年はいよいよ憲法をめぐる剣が峰の年です。憲法とその理念を社会に広げるために多くの方々とともに、今年もがんばります。

昨年は年頭から自民党が改憲案の策定に向けて党内体制を確立し、ついに11月には新憲法草案を取りまとめ、公表しました。郵政民営化法案をめぐって自民党が総選挙で296議席を獲得した(9月)中で、憲法「改正」の動きが今後大きく進むことが必至となりました。野党第一党である民主党も「憲法提言」を発表し(10月)、近く開会となる通常国会ではついに憲法「改正」国民投票法案が審議される状況となっています。
他方、日本国憲法とその理念を社会に活かそうという世論もかつてなく広がってきました。当研究所は2004年5月から本格的な活動をはじめましたが、その後著名人による「九条の会」ができ、その組織と活動は様々な分野や全国各地で3200をこえています。私たちの活動も憲法とその理念を広げようという多くの方々の活動と結びつくようになってきました。

昨年私は多くの市民団体や学校などからお招きを受け、64箇所で憲法について講演させていただきました。また、19の団体から取材を受け、憲法について語りました。雑誌「世界」(岩波書店)での「中高生のための憲法教室」の連載につづいて、「マガジン9条」というサイトでも「けんぽう手習い塾」を連載させていただくようになりました。『高校生からわかる 日本国憲法の論点』(トランスビュー社)も出版しました。今年もいろいろなご依頼をいただいています。昨年以上に多忙な一年になろうかと思いますが頑張ります。

昨年は浦部法穂主席客員研究員にもご尽力いただき、5月には法学館憲法研究所双書として『憲法の本』を出版いたしました。出版記念講演会での浦部研究員の講演録の小冊子「憲法の原点と生命力」もとてもわかりやすいと評判です。浦部研究員には、11月に作成した小パンフ「憲法っていったい何?」・「国会議員は憲法を改正できるの?」の監修もしていただきました。この小パンフも好評です。

当研究所のホームページも日常的に多くの方々にご覧いただくサイトになりました。多くの方々にご登場いただき、毎週その声を掲載している「今週の一言」、週に2回のペースで紹介している「憲法をめぐる動向」などのほかに、憲法に関連する裁判や書籍、映画などの情報も提供しています。「憲法文献データベース」も充実してきました。

当研究所は、今年、憲法「改正」問題についての研究成果もまとめ、公表することにしています。憲法とその理念の内容と意義を深く研究するとともに、それを国内外に広くお伝えする活動を今日の情勢にふさわしく、何倍にも発展させなければなりません。ぜひとも多くの市民・団体の皆さんに当研究所の賛助会員になっていただきたくお願い申し上げます。私も今を生きる人間としての責任を果たさなければならないと思っています。日本社会の大きな曲がり角にあたって、多くの市民の皆さんとともに精一杯努力することを誓い、年頭のあいさつとさせていただきます。

◆伊藤真所長のプロフィール

1958年生まれ
1984年弁護士登録
1995年、憲法を実現する法曹養成のため「伊藤真の司法試験塾」(現在の伊藤塾)を開業。弁護士業務を休業して指導に専念。
・法学館憲法研究所所長。
・憲法の理念を広める講演活動も各地で行っている。

【主な著書】
『憲法のことが面白いほどわかる本』(中経出版、2000年)
『憲法のしくみがよくわかる本』(中経出版、2001年) 
『自分を信じて ゆっくり進め!』(ダイヤモンド社、2002年)
『伊藤真の憲法入門』(第3版)(日本評論社、2004年)    
『伊藤真の明快!日本国憲法』(ナツメ社、2004年)
『高校生からわかる 日本国憲法の論点』(トランスビュー社、2005年)


 
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