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今週の一言

 

憲法をうたう

2005年11月7日


大井かつ江さん(東京・南部合唱団団長)

―――南部合唱団は憲法のうたを歌っているんですよね。
(大井さん)
私たちはいろいろなうたを歌っているんですが、憲法の歌は以前からいろいろな場で歌っています。

―――憲法制定直後に文部省が中学1年生の教科書として発行した「新しい憲法のはなし」がうたになっているんですね。
(大井さん)
そうなんです。
1993年に外山雄三さんが作曲し、関西合唱団で歌われた「『そして、一輪の花のほかは・・・』 ―あたらしい憲法のはなし―」という混声合唱のための組曲があって、それを私たちも歌っています。この組曲には、題名になっているジェームス・サーバーの絵本「そして、一輪の花のほかは・・・」の中の文章や「新しい憲法のはなし」の中の次の部分が入っています。

こんどの憲法では、日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。「放棄」とは、「すててしまう」ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。
もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの国をほろぼすようなはめになるからです。また、戦争とまでゆかずとも、国の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。これを戦争の放棄というのです。そうしてよその国となかよくして、世界中の国が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の国は、さかえてゆけるのです。
みなさん、あのおそろしい戦争が、二度と起こらないように、また戦争を二度とおこさないようにいたしましょう。

―――うたの力ってすごいですよね。「新しい憲法のはなし」の文章の一言一言が心をこめて歌われるのを聞いていると、その意味が体にしみこんでくる気がします。
(大井さん)

南部合唱団
憲法第9条の条文もうたになっています。これは歌う側、聞く側双方が静寂な中に緊張感を感じます。
うたは人々の心を癒してくれたり、元気づけてくれたりします。私たち自身もうたに励まされます。うたごえの力には大きいものがあると思います。
また、うたを歌いたいという人たちは多く、幅広い人たちが仲間に入ってきてくれるということもあります。

―――近く音楽会を開催するんですよね。
(大井さん)
はい、毎年地域の人たちや労働組合の人たちにご案内し、多くの方々に来ていただいています。

―――大井さんの憲法についてどのように考えておられますか。
(大井さん)

音楽会チラシ
憲法「改正」が叫ばれるようになってきていますが、私は何としても憲法9条を守りたいと思います。日本が戦争をする国になってはならないと思います。九条の会の活動が広がっており、私たちにできることはまだまだあると思っています。憲法のうたを歌って欲しいという依頼も増えてきています。
9条を守るだけではなく、憲法が私たちの生活のいろいろな場面で活かされるべきであるという視点でもとりくんでいきたいと思っています。

―――今日はありがとうございました。今後とも憲法とその理念を広げていくために連携させていただければと思います。


南部合唱団のURL:http://www.nanbu-utagoe.com

 


 
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