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今週の一言

 

韓日市民の平和への連帯を!

2004年5月17日
高知県 金英丸(キム・ヨンファン)さん・米倉万有美さん

(法学館憲法研究所)
韓国人である金さんはいま高知県の市民団体で活動なさっておられますが、そのいきさつや思いをお聞かせいただけますか。

(金英丸さん)
1997年、北海道の朱鞠内で、日本帝国主義の朝鮮人強制連行犠牲者の遺骨発掘に始まった日韓共同ワークショップ(現在「東アジア共同ワークショップ」)に参加し、その時初めて日本へ来ました。ワークショップで出会った在日朝鮮人、日本人の友だちと、植民地時代に東京足立区北千住で生まれた母の故郷を訪問した時の感動を忘れられません。
ワークショップの活動を通して、平和のための東アジア市民連帯を生涯の課題にすることを決心しました。韓国の大学院終了後、韓国の元「日本軍慰安婦」の共同施設である“ナヌムの家”で出会った米倉万有美さんの紹介で、2002年4月から高知の「平和資料館・草の家」(http://ha1.seikyou.ne.jp/home/Shigeo.Nishimori/taitoru.html)で活動するこ とになりました。これからも心ある韓日の市民たちと平和の連帯を広げていきたいです。

(法学館憲法研究所)
米倉さんは韓国の元「日本軍慰安婦」の方々の共同施設でボランティアをなさっておられましたが、そのご経験と日本国憲法への思いをお聞かせください。

(米倉万有美さん)
ついこの前帰国した、イラクで活動していた日本人3人は精神的にかなりのショックを受けたようで私も胸が痛みました。元「日本軍慰安婦」たちもまた、80歳になる今もなお、昔のつらい体験を記憶の中にひきずったまま生きていらっしゃる。50年以上も、ずっと・・・。
一度刻まれた記憶、特に極度な苦痛は忘れられません。イラクの人々、子供たちにはどんな記憶が刻まれているか心配です。
私も毎日仕事と子育てで明け暮れていますが、私の子供に何を残してあげられるのかを考えた時、やはり世界の人々が幸せであってこそ自分も幸せになれる、そんな環境づくりの提案を日本国憲法を通じて、私たちが提案していけたらいいですネ。

(法学館憲法研究所)
金さんは日本国憲法の平和主義の規定などをどのように感じ、どのように評価されていますか。

(金英丸さん)
まず日本が戦争放棄の平和憲法を持つようになった歴史的必然性を忘れてはいけません。侵略戦争に対する反省、不戦の決意を宣言した日本国憲法の平和主義は、世界各地で戦争が止まらない今の時代こそ、最も優先して実現するべき精神であり、時代・国家を越えて貫徹すべき実践命題です。
自衛隊派兵、靖国参拝など違憲行為を意図的に繰り返して、憲法を無視し、平和憲法の死文化を狙う自民党や日本政府の動きに対して、日本の市民が積極的に批判、抵抗すべきです。
「平和憲法を守ろう!」から「違憲勢力を裁こう!」へ、もっと攻撃的な運動が必要です。改憲対護憲という二分法的改憲論議を、平和憲法の内容をアピールするきっかけとして活用し、憲法の平和主義を活かすべきです。

(法学館憲法研究所)
本日はありがとうございました。ともに頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

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