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シネマde憲法

「自主制作上映映画見本市 #7」(東京・文京区)のご案内

 花崎哲さん(憲法を考える映画の会)





 12月26日(日)に予定されている「自主制作上映映画見本市 #7」のご案内をさせていただきます。
 いま、私たちが見たい、映画を見て考えていきたいとする、この社会が当面するドキュメンタリー作品を5つ選んでいます。
 テーマは「ローカルな現場からそれぞれの問題を考えていく」
 双葉、加須、バークレー、日高、筑豊、辺野古から社会の、仕事の、平和の「いま」を考えます。

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自主制作上映映画見本市 #7(東京・文京区)

日時:2021年12月26日(日)10:00〜19:00

会場:文京区民センター3A会議室(地下鉄春日駅・後楽園駅)

プログラム:
10:00〜11:15 『原発の町を追われて』
11:30〜12:20 『バークレイ 市民がつくる町』
13:00〜14:35 『日高線と生きる』
15:00〜17:10 『作兵衛さんと日本を掘る』
17:30〜18:55 『いのちの海 辺野古 大浦湾』

参加費:1日券&1回券共通 1000円

* 各作品の上映終了後、作品の作家、出演者、関係者の方に短くお話を伺う予定です。
* 12月1日から会場の文京区民センターの会議室はコロナ感染対策の制限が解除されましたので、出入り自由の会にします。
* しかし、コロナが再流行した場合、席数制限が復活したり、開催が中止となることもないとは言えません。状況の変化による変更がご心配の方は下記までご連絡ください。
* 連絡先:憲法を考える映画の会 
Email:hanasaki33@me.com  TEL&FAX:042-406-0502(花崎)  

コロナ感染予防には、引き続きご協力ください。

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【上映作品解説】

『原発の町を追われて』(56分)
 福島第一原発のお膝元にあり、2011・3・11直後、全世帯が避難勧告を受けた双葉町。
 事故から二週間後、町は役場機能を埼玉県加須市に移し、廃校になった高校(旧騎西高校)を拠点に避難生活を始めた。日本初の原発避難民。放射能から逃げるしかなかった人々。「俺たちはどうせ忘れられていくのさ」という避難民のつぶやき・・・。
 2021年に第三作『原発の町を追われて 十年』が作られた「原発の町を追われて」シリーズの第一作です。
2012年作品/56分/編集&ナレーション:堀切さとみ


『バークレイ 市民がつくる町』(35分)
 米西海岸、バークレー市。9・11事件後、全米世論の9割以上がアフガン空爆を支持する中で、唯一、反対決議をあげた町である。なぜ、決議が可能だったのか。その答えが映画になった。
 民主主義のルールがあたりまえのように根づいていた。住民参加の町づくり。多様な市民が主人公である町の息吹が伝わってくる。「ただちにアフガン空爆を停止し、暴力の連鎖を断ち切ることを求める(決議案第二項)。採決をとります」 議長が宣言した。
2002年作品/35分/取材・構成:松原明・佐々木有美


『日高線と生きる』(80分)
 2015年高波被害から7年、ついに北海道日高線は廃線となった。太平洋岸に沿って走る日高線は全長150km、映画は、存続を求めながらも、廃線を受け入れていく沿線町長の葛藤や住民の生活を描き、公共交通のあり方を問いかける。
 復旧を求めながらも高額な負担金に悩み、廃線容認に傾いていった沿線の7人の町長や、沿線に住む昆布漁師、イチゴ農家、高校生らの思いを描いた。
2021年作品/80分/監督:稲塚秀孝


『作兵衛さんと日本を掘る』(111分) 
 2011年5月25日、名もない炭坑夫の描いた記録画と日記697点が、日本初のユネスコ世界記憶遺産になった。暗く熱い地の底で、石炭を掘り出し運ぶ男と女。命がけの労働で、この国と私たちの生活を支えた人々の生々しい姿である。
 作者の山本作兵衛さん(1892-1984)は、福岡県の筑豊炭田で、幼い頃から働いた生粋の炭坑夫だ。自らが体験した労働や生活を子や孫に伝えたいと、60歳も半ばを過ぎてから本格的に絵筆を握った。専門的な絵の教育は一度も受けていない。そして2000枚とも言われる絵を残した。
2018年作品/111分/監督:熊谷博子


『いのちの海 辺野古 大浦湾』(71分)
 国内で最も多様な海洋生物が確認されているという大浦湾について、周辺住民や研究者などへのインタビューをはじめ、様々な資料や写真を用いて解説されている。
 「辺野古大浦湾の記録」はまた、その周辺で起こってきたこと、つまりその海を守ろうと闘ってきた人々の記録でもある。沖縄戦、戦後の占領期から今日に至るまでの歴史的背景も、戦争体験者などの語りやアーカイブ映像などを要所で使い、網羅的に扱っている。
2017年作品/71分/監督:謝名元慶福


「自主映画ネットワーク(自主映画ネット)」の呼びかけ

 「自主制作上映映画見本市」は、2019年4月から、これまで6回の上映会を行ってきました。これらの映画は、すべて自分たちでも上映会を開くことができる映画です。
 そうした自主上映会を、地域で、地方で拡げていっていただきたいと願っています。
 より多くの人に自主制作の映画を見てもらう場を作り、映画の「作り手」と「上映する人」と「映画を見る人」をつなげていく「自主映画ネットワーク」を作りたいと思います。
 自主映画の制作者に呼びかけて、その上映を支援するとともに、自主上映を行っている人やこれから上映会を始めたいと思っている人たちに、いろいろな映画を紹介していくネットワークです。
 ご関心のある方、映画をつくっている方、映画の上映をしている方、そして映画が好きな方、どうぞスタッフとして、あるいは賛同者としてご参加ください。ご連絡は上記、「憲法を考える映画の会」まで。


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