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シネマde憲法

ねりま沖縄映画祭2020「わたしの沖縄 あなたの沖縄」のご案内

 花崎哲さん(憲法を考える映画の会)


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 10月17日から11月8日にかけて、練馬区内の各地で繰り広げられる「ねりま沖縄映画祭」の作品をご紹介します。沖縄についてのドキュメンタリー映画に、劇形式の映画も加えて、いろいろな側面から沖縄の過去と今、その実態や問題に迫ったものがあります。この映画祭でなくては、なかなか見ることのできない作品が集められ、意欲的なプログラムとなっています。
 

【プログラム】
■ 10月17日(土) 練馬区役所 地下多目的会議室
15:00 『デジタルで甦る8ミリの沖縄』 (上映後トーク 真喜屋力監督)

■ 10月29日(木) 生涯学習センターホール
13:00 18:30 長編ドキュメンタリー映画 『ひめゆり』
(1回目13:00 上映後トーク 立教大学教授 砂川浩慶) 
  
■ 10月31日(土) 武蔵大学江古田キャンパス1号館1201教室
10:30 『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』 
(上映後トーク 朝日新聞記者 諸永裕司)
14:30 『命(ぬち)かじり~森口豁 沖縄と生きる~』 
(上映後トーク ジャーナリスト 森口豁+永田浩三監督)

■ 11月1日(日) 練馬区役所 地下多目的会議室
18:30 『オキナワへいこう』 (上映後トーク 大西暢夫監督)

■ 11月3日(火・休) 生涯学習センターホール
14:00 『サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa』 (上映後トーク 構成 鈴木敏明)
17:30 ドキュメンタリー映画 『岡本太郎の沖縄』 (上映後トーク 葛山喜久監督)

■ 11月7日(土) 練馬区役所 地下多目的会議室
16:30 『神々の深き欲望』 (上映後トーク 沖縄映画研究者 世良利和) 

■ 11月8日(日) 生涯学習センターホール
  【野村岳也監督追悼特集】
18:45 追悼ショートムービー/映画監督 野村岳也 『ふじ学徒隊』 『イザイホウ』
(上映後トーク すかがわ国際短編映画祭東京実行委員 山名泉)

【作品解説】

2020年10月17日(土)15:00

練馬区役所 地下多目的会議室

「デジタルで甦る8ミリの沖縄」
 練馬沖縄映画祭で毎年、好評を博す企画。1950年代から70年代にかけて、沖縄で暮らしていた市井の人びとの手で撮影された貴重で懐かしい8ミリ映像の数々…もしかしたら埋もれ消えてしまったかもしれない沖縄の戦後の日々、風景、家族、お祭り、さまざまな行事…二度と帰らぬあのとき、あのころ。
 現在進行形で進められているデジタル化作業の中から、新たに甦った映像をセレクトいただき、真喜屋力さんの解説で観る。東京ではめったに観ることのできない上映。お見逃しなく。
(ドキュメンタリー/2020年/90分/カラー/監督:真喜屋力)

10月29日(木)13:00 18:30

生涯学習センターホール 

『ひめゆり』
 太平洋戦争末期、住民たちをも巻きこんだ激戦が繰りひろげられた沖縄で、14歳から19歳の女学生たちが戦場に駆りだされ、看護活動に従事した末にその多くが命を落とした。
 これまでにも映画やドラマで繰りかえし描かれてきた彼女たち「ひめゆり学徒隊」の真実に迫ったドキュメンタリー。13年間にわたって記録された生存者22人の貴重な証言を通し、少女たちに負わされた過酷な運命が浮かびあがってくる。
(ドキュメンタリー/2007年/130分/カラー/監督:柴田昌平 製作・配給:プロダクション・エイシア)

10月31日(土)  10:30 

武蔵大学江古田キャンパス1号館1201教室

『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』
 沖縄の日本返還にあたりアメリカとの交渉にあたった外交官・千葉一夫を主人公に、沖縄返還の知られざる歴史を骨太に描いたNHKドラマの再編集劇場版。「鬼の千葉なくして沖縄返還なし」とも言われ、アメリカと激しい交渉を繰り広げた千葉の存在を掘り起こしたノンフィクション「僕は沖縄を取り戻したい 異色の外交官・千葉一夫」を原案に、2017年8月にNHK BSプレミアムで放送されたドラマに、新たな映像を加えた。
 主人公となる千葉を井浦新が演じ、妻の惠子役で戸田菜穂が共演。そのほか、尾美としのり、佐野史郎、大杉漣、石橋蓮司らベテラン実力派俳優が出演し、仲代達矢がナレーションを担当した。戦後、本土から切り離されアメリカの統治下にあった沖縄から核兵器を撤去させ、ベトナム戦争の出撃拠点としないようアメリカと激しい交渉を重ねた千葉が、生涯をかけて貫いたものは何かを描き出す。
(2018年製作/100分/G/日本 監督:柳川強 配給:太秦)

10月31日14:30 

武蔵大学江古田キャンパス1号館1201教室

『命(ぬち)かじり~森口豁 沖縄と生きる~』
 沖縄を見つめ、命の限り闘い続けるジャーナリスト・森口豁。
 1956年、高校生のとき、のちにウルトラマン・シリーズの脚本を手がけた金城哲夫(高校の1年後輩)が「いっしょに沖縄に行きませんか」と誘った。森口と沖縄の運命的な出会いである。
 本土出身者として初めて琉球新報の記者となり、その後日本テレビディレクターとして沖縄をテーマとした多くのドキュメンタリーを制作した。
 日の丸を引きずり下ろした知花昌一、国会議事堂にバイクで激突死した上原安隆、自らを「在日沖縄人」と称した彫刻家の金城実、辺野古新基地建設に抗う山城博治…彼らの人生が森口のいのちと深く重なり合う。命かじりは、いのちの限りという意味。
(ドキュメンタリー/2020年/90分/カラー/監督:永田浩三/音楽・ナレーション:おおたか清流)

11月1日(日)18:30 

練馬区役所 地下多目的会議室

『オキナワへいこう』
 写真家で「水になった村」「家族の軌跡 3.11の記憶から」といったドキュメンタリー映画も手がける大西暢夫が、精神科病院の長期入院者たちの姿を追ったドキュメンタリー。
 何十年と長期入院している患者がたくさん暮らす、大阪府堺市にある浅香山病院の精神科病棟。患者の益田敏子さんから「生涯のうちに一度でいいから、沖縄へ行ってみたい」という夢を聞いた看護師たちが、益田さんの夢を実現させようと動き出す。
 益田さんは一時外泊として、もう1人の参加者である山中信也さんはこの旅行をきっかけに10年の入院生活に終止符を打ち、3泊4日の沖縄旅行が実現した。旅は無事に終わり、益田さんは病院に戻り、退院したはずの山中さんは再入院となった。沖縄行きの夢をかなえた益田さんの表情は明るく、話も弾んでいた。一方、ふたたび入院となった山中さんに大きな転機が訪れる。(2018年製作/81分/日本 監督:大西暢夫)

11月3日(火・休)  14:00 

生涯学習センターホール

『サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa』 
 1920年代、政府の移民政策により、沖縄をはじめ日本各地から多くの人々がキューバへと移住した。しかし彼らを待ち受けていたのは、差別や大戦中の強制収容といった過酷な現実だった……。映画評論家・波多野哲朗が初メガホンを取り、わずか2人となった移民1世や現地で生まれ育った日系人を取材。日系キューバ人の知られざる受難の歴史を明らかにすると共に、その中で生まれた新しい文化にもスポットを当てる。
(2007年製作/100分/日本 配給:シネマチックネオ 監督:波多野哲朗)

11月3日(火・休) 17:30 

生涯学習センターホール

『岡本太郎の沖縄』 
 日本を代表する芸術家・岡本太郎がかつて訪れた沖縄で何を感じ、何を発見したのかを探っていくドキュメンタリー。
 日本とは何かという答えを求めて日本中を旅していた岡本太郎は、まだ米軍統治下だった1959年と66年に沖縄を訪れて感銘を受け、「沖縄の中にこそ、失われた日本がある」「沖縄で、私は自分自身を再発見した」とまで言い切った。その時の体験は名著「沖縄文化論 忘れられた日本」、残した写真の数々は写真集「岡本太郎の沖縄」として記録されている。
 日本中を旅した太郎がそこまでほれ込んだのは沖縄だけであり、何がそこまで彼をひきつけたのか。太郎にとっての沖縄とは何だったのかを、太郎と同じ沖縄を歩く旅を通して解き明かしていく。ナレーションを俳優の井浦新が担当。
(2018年製作/121分/日本 配給:シンプルモンク 監督:葛山喜久)

11月7日(土)  16:30 

練馬区役所 地下多目的会議室

『神々の深き欲望』
 「東シナ海」の今村昌平と長谷部慶治が共同でシナリオを執筆し、「人間蒸発」の今村昌平が、神話的伝統を受けついで生活する沖縄の一孤島を舞台に、因襲や近代化と闘う島民の生活を描いた。(1968年製作/175分/日本 配給:日活 監督:今村昌平 撮影:栃沢正夫)

11月8日(日)  18:45 

生涯学習センターホール

【野村岳也監督追悼特集】『ふじ学徒隊』
 「ひめゆり学徒隊」をはじめ、太平洋戦争時の沖縄で動員された女子学徒生の多くが命を散らしていった中、わずか3人の戦死者にとどまった「ふじ学徒隊」について記録したドキュメンタリー。
 1945年、旧那覇市の中央にあった積徳高等女学校の生徒25人が、ふじ学徒隊として野戦病院に勤務することになる。勤務中に1人が戦死したが、残った24人は6月26日、解散命令を受ける。命令を下した隊長は「必ず生きて親許へ帰れ」と言い残して自決。恐ろしい死の恐怖にさらされ続けながらも生き残った人々が、当時を回顧しながら語る証言をもとに、生きる道の意味を探っていく。
(2012年製作/48分/日本 配給:海燕社 監督:野村岳也)

【野村岳也監督追悼特集】『イザイホウ』
 沖縄本島の南東5キロに浮かぶ久高島に伝わり、12年に一度だけ行われていた祭祀「イザイホウ」の記録フィルム。
 琉球の始祖アマミキヨが最初に降り立った地として知られ、いまだ島の多くが聖域として残されている久高島の祭祀イザイホウは、12年に一度の午年(うまどし)、30歳から41歳の島に生きる女性によって行われる神事として受け継がれてきた。
 しかし、後継者不足のため1978年を最後に近年は中止が続いている。
 本作には78年の一回り前、66年に行われたイザイホウの模様が収められ、時代の波にも形骸化されず、厳粛な神事として行われ続けていたイザイホウの貴重な映像を見ることができる。(1966年製作/49分/日本 配給:海燕社 監督:野村岳也)

ねりま沖縄映画祭 Facebook

【チケット】
大人 前売券1,000円 当日券1,200円 18歳以下・ハンデのある方 800円
3枚綴りチケット 2,700円
*会場の状況により、当日券の販売を行わない場合があります。

★前売券購入方法 
前売券は全作品共通です。メール・FAX・Facebookでご予約いただけます。
ご予約いただいた場合は、当日会場の受付で代金と引き換えで前売券をお渡しします。
いずれの方法でも、・お名前 ・ご覧になる作品 ・枚数 ・連絡先 ・18歳以下・ハンデのある方はその旨をご記載ください。

(1) メール nerimaeigasai@yahoo.co.jp
(2) FAX  020-4663-6528
(3) Facebook
(4) <チケットぴあ>でもお買い上げいただけます。
チケットぴあ Pコード 551260

★ご入場に際してのお願い
●飛沫感染防止のため、会場では必ずマスクの着用をお願いいたします。
●発熱がある場合、体調が悪い場合は来場をご遠慮ください。
●手指消毒液を会場内に設置しますので、ご利用ください。
●施設管理者から、来場者の連絡先を主催者が2週間保管することを要請されています。受付でお渡しする参加者カードに氏名、電話番号をご記入ください。



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