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シネマde憲法

「第56回憲法を考える映画の会」と「自主制作・上映映画見本市#4」のご案内

 花崎哲さん(憲法を考える映画の会)






  コロナ禍の感染防止のため中止・延期とされていた二つの上映会を再開しますので、そのご案内をさせていただきます。この9月下旬に予定している「第56回憲法を考える映画の会」「自主制作・上映映画見本市#4」です。いずれも感染対策を十分に行って臨みたいと思っています。

「第56回 憲法を考える映画の会」
日時:2020年9月21日(月・休)13:30〜16:30
会場:文京区民センター 3A会議室(地下鉄春日駅2分・後楽園駅5分・JR水道橋駅7分)

プログラム:
13:30〜14:15 テレビ番組『ヤジと民主主義〜小さな自由が排除された先に〜』(45分)
14:30〜15:30 ドキュメンタリー映画『沖縄と本土 一緒に闘う』(60分)
15:30〜16:30 トークシェア(湯本雅典監督とのお話)
参加費:1000円 学生・若者500円
(「ヤジと民主主義」はテレビ番組なので「ヤジと民主主義」のみを見る場合は入場無料)
● コロナ感染予防にご協力ください(マスク着用・受付での消毒)
  会場の席数が制限(95席)されています。 参加希望の方は事前にご連絡ください。
 (憲法を考える映画の会・花崎 TEL:042-406-0502 Email:hanasaki33@me.com )
  感染状況の拡大などによって中止、延期になる場合には連絡させていただきます。
ホームページ:「第56回憲法を考える映画の会」

 上映を予定している二つの作品(映画と番組)『ヤジと民主主義〜小さな自由が排除された先に〜』、『沖縄と本土 一緒に闘う』の内容は、すでにこの「シネマ・DE・憲法」の欄で紹介させていただいております。作品の内容の詳細はそちらもご覧ください。
 二つの作品に共通するのは、やむにやまれぬ思いで声を上げた市民と、そこに立ちはだかるさまざまな権力側の障壁、力を合わせてそれらと闘っていこうとする熱意のこもったメッセージです。
 『ヤジと民主主義〜小さな自由が排除された先に〜』では、そのメッセージが「街頭で選挙演説に声を上げた人々」であると共に、「こんなことはおかしい、あってはならないことではないか」と明確に訴えて番組を作ったテレビ局の人たちです。私たちはそうした制作者の人たちにも、「よく知らせてくれた」と励ます声を上げていきたいと思うのです。
 『沖縄と本土 一緒に闘う』では、沖縄や奄美大島、秋田で進められている米軍基地や自衛隊基地拡大の実態を知らせてくれると共に、それらに反対して闘っている人たちの活動と思いを教えてくれます。その活動の姿を通して、これらの問題が私たち自身の問題であることに強く気付かされます。「一緒に闘うために『わたし』はどうすれば良いか」、問いかけられるものがあります。
 今回の上映会、二つの作品に共通するテーマを捉える上映会のキャッチ・コピーとして、「安倍は辞めた。しかし、その政権が、ねじ曲げてきた政治は、私たちが責任を持って糾さなくてはならない。」としました。政権が変わったとしても、それまでの横暴な政治をやめさせ、私たちの納得のいく政治と社会を、つくっていかなければといった気持ちから考えたものです。

「自主制作・上映映画見本市#4」
日時:2020年9月26日(土)10:00〜21:00
会場:文京区民センター 3A会議室(地下鉄春日駅2分・後楽園駅5分・JR水道橋駅7分)

プログラム:
10:00〜11:20 『ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者 』
11:50〜12:25 『私たちは忘れない フクシマ避難区域の教師たち』
13:20〜14:30 『ふたつの故郷を生きる』
15:00〜16:10 『棘 ひとの痛みは己の痛み 武健一』
16:40〜18:20 『人らしく生きよう 国鉄冬物語』
18:50〜21:10 『生きるのに理由はいるの?津久井やまゆり園事件が問いかけたものは…』
参加費:1日券・1回券共通1000円(出入り自由)
*それぞれの映画上映の後、それぞれの映画の作り手の方から20分位のトークと、映画を見た人との感想交歓があります。
問合せ:憲法を考える映画の会TEL&FAX:0424-06-0502 E-Mail:hanasaki33@me.com
ホームページ:「自主制作・上映映画見本市#4」

 「自主制作・上映映画見本市」は、今回で4回目です。年3回位のペースでこの上映会を行って行きたいと考えています。これまでのプログラムは「シネマ・DE・憲法」でも紹介させていただきました。
第1回目(2019年4月30日)、
第2回目(2019年9月23日)、
第3回目(2020年1月13日)
 自主制作をしている人たちと自主上映会をやっている人、やってみたいと思っている人を結びつける朝から晩まで見放題の映画見本市です。どなたでも参加出来ます。
 今の問題を考え、話し合いをするのに役に立つ、こうした映画を紹介し拡げていくために、映画の作り手と映像の利用者をつなげる「応援団」のようなものに発展させていけないかと考えています。ご参加ください。

「自主制作・上映映画見本市#4」の上映作品を紹介させていただきます。

『ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者 』(10:00〜11:20)
1945年8月6日、9日。アメリカにより広島と長崎に投下された原子爆弾を両都市で被爆した山口彊さん。14歳の夏、広島で被爆し弟と共に避難列車で故郷長崎に向かい二度被爆をした福井絹代さん(88歳)と弟の国義さんの過酷な人生、さらに長崎に住む2名の二重被爆者。山口彊さんの“遺志”を受け継いだ、娘、孫、ひ孫の3代に渡る“継承”を描くドキュメンタリー。
2019年制作 80分 稲塚秀孝 監督 配給:タキオンジャパン 090-3433-6644

『私たちは忘れない フクシマ避難区域の教師たち』(11:50〜12:25)
2011年3月11日の震災後、福島県教育委員会は、原発の影響で休校中の学校の教職員には「兼務発令」を出し、現任校に在籍しながら児童・生徒が転校した先で勤務するという体制をとらされた。この結果、ちりぢりになった自分の子どもたちへの関わりは思うようにできなくなり、避難先から兼務校への遠距離通勤を強いられる教職員も続出した。震災後、被災地の学校現場に真に求められていたことは、一体何だったのだろうか?現在のコロナ問題にも通じる教育現場の問題がここにある。
2012年制作 33分  湯本雅典 監督 配給:湯本雅典 090-6039-6748 

『ふたつの故郷を生きる』(13:20〜14:30)
福島の原発事故から9年が過ぎた今も、子どもの健康を守るため母子避難した女性たちが、
新たな困難に直面している。2017年3月、区域外避難者への住宅提供が打ち切られ、母親たちは経済的、精神的に困窮。自死する女性までが現れた。作品は、都内で避難生活を続ける母子と、一人ひとりに親身に向き合う支援者たち、そして政府に政策改善を迫り、粘り強く行動する女性たちの姿を追った。
2018年制作 65分 中川あゆみ監督 配給:テムジン 03-5465-6678

『棘 ひとの痛みは己の痛み 武健一』(15:00〜16:10)
徳之島生まれの一人の男、武建一の半生を描いたヒューマンドキュメンタリー。 その男は、19歳の時に島を出る。 大阪生コンクリート会社のミキサー車の運転手として睡眠時間2時間という過酷な環境の中で「故郷に錦を飾る」べく働いた。 しかし、ある日、仲間が突然解雇となる。 その男は、会社に抗議をした。「俺の仲間を明日から来るなとは、なんねん!」と。 そこから、男の人生は激変する・・・労働者を守ろうと労働組合を作り、奔走。いったいその不屈の精神はどこからくるのだろうか・・・。
2019年制作 65分 杉浦弘子監督  配給:ニライカナイ塾 048-875-5394(FAX)

『人らしく生きよう 国労冬物語』(16:40〜18:20)
現代のリストラの原点である、国鉄分割・民営化の実態を15年にわたって描いたドキュメンタリー。2001年にポレポレ東中野で公開されたのち、全国・世界に広がった。分割民営化に反対する国労組合員には、ありとあらゆるイジメと差別が行われた。そのあげく1000名近くの組合員が解雇された。残った組合員にはJRで引き続く差別が待っていた。解雇された人も、残った人もなぜ、彼らはこうした現状に耐えて国労組合員であることをやめないのか。日本の戦後に脈打つ「労働者魂」をみることができる。
2001年制作 100分 製作者:松原明 佐々木有美
配給:ビデオプレス 03-3530-8588

『生きるのに理由はいるの?津久井やまゆり園事件が問いかけたものは…』(18:50〜21:10)
事件に至るまでの植松聖被告の足跡をたどり、何故このような事件を起こしたのか?植松被告の主張とはどのようなものか?を考える。衆議院議長への手紙には「 私は大量殺人をしたいという狂気に満ちた発想で今回の作戦を、提案を上げる訳ではありません。全人類が心の隅に隠した想いを声に出し、実行する決意を持って行動しました。」と書かれていた。事件が社会に投げかけた問題の本質に迫る。死刑判決が確定した今、その裁判経緯編(27分)を加えて第2回「自主制作上映映画見本市#2」に続いて再上映。


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