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憲法by中学教科書

 

第7回 産業の発達と幕府政治の動き


1、教科書に書いてあること

 江戸時代には農業が進歩するとともに、水産業など様々な産業や交通が発達しました。また、都市では問屋・仲買などが株仲間という同業者組織をつくり、幕府の許可を得て営業を独占し、大きな力を持つようになりました。こうして貧富の差が広がるようになると農民たちの百姓一揆やうちこわしが起こるようになりました。
 幕府はやがて財政が悪化するようになり、8代将軍・徳川吉宗による享保の改革がおこなわれ(18世紀前半)、18世紀後半には老中・田沼意次が政治を改革し、その後老中・松平定信が寛政の改革をすすめましたが、19世紀に入ると貧しい人々を助けようと大塩平八郎が乱を起こしました。その後老中・水野忠邦が天保の改革をすすめましたが、幕府の政治体制は次第に弱まっていきました。
 18世紀以降、ロシアやイギリス、アメリカの船がやってきて通商を求めるようになりましたが、幕府は外国船打払令(1825年)を出し、鎖国政策を続けました。
 江戸時代は産業や都市の発達に伴って、京都や大阪などの上方で元禄文化が栄え(井原西鶴の小説、近松門左衛門の人形浄瑠璃、松尾芭蕉の俳句など)、19世紀には文化の中心が江戸に移り(化政文化)、栄えました(葛飾北斎や歌川(安藤)広重の浮世絵など)。また、学問も発達し、18世紀後半には本居宣長が国学を大成させ、一方で西洋の文化を学ぶ蘭学も広がりました。各地に寺子屋が開かれ、諸藩は藩校を開設しました。

2、憲法の視点で理解しておきたいこと

●産業の発達と貧富の差の増大
 徳川幕府による江戸時代は大変長く続きましたが、やがてその力は弱まっていきました。徳川幕府によって産業が発達したのですが、産業の発達の中で貧富の差が広がり、貧しい人々の幕府への反感が強くなったのです。
 欧米につづいて日本でもその後明治時代に憲法というものがつくられることになりますが、その前の時代状況として理解しておきましょう。

 

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